Episode 9 ［20］ ページ40
私は、エレベーターに乗ろうとした。その時だった。
赤「A。」
聞き覚えがある声が私の耳の中に響き渡る。
私は声がした方に振り返る。
私「赤葦さん！！」
私は赤葦さんの方に駆け寄る。
私「どこに行ってたんですか？心配したんですよ。」
赤葦さんは、笑って。
赤「ごめんね、警察の人に保護されてた。」
私「･･･そうだったんですか。ってあれ？ここまで一人で来たんですか？」
赤葦さんはうん、Aならここの殺人鬼も殺したと思っていたから。と言った。
私はその発言を聞いて、私も笑ってしまった。
いつも通りの赤葦さんだ。なんだか、懐かしい感じだ。
私は死体見ますか？と言うと、殺した瞬間じゃないからいいや。と言って、次の階に行くエレベーターに乗る。
エレベーター内で、赤葦さんを見る。
しかし、私はある違和感を感じた。
なんか、赤葦さん、雰囲気が違う？
いつもの赤葦さんは、なんだか掴みどころもなくて、クールなのに。
なんだか、怖い？
私は赤葦さんを見ていると、赤葦さんは視線に気づいた。
赤「俺に惚れちゃった？」
私「ち、違います！」
でも、発言はいつも通りだし、気のせい？
と思ってると次の階に着く。
最後の階だ、そう思って中に入る。
そこは、至って普通の家だがなんだろう。
ここには、居たくない。
そんな思いが込み上げてきた。
はやくここから出ないと。そう思って、赤葦さんの方を向き、話そうとした。その時だった。
私「･･･････････････えっ？」
赤葦さんが私をぎゅっと抱きしめたのだ。
私「な、な、赤葦さん！？ど、ど、どうしたん、ですか！？」
恥ずかしい。そう思っていると、赤葦さんは口を開いた。
赤「Aとここまでこられて良かったよ。」
赤「ここまで、色んな殺人鬼に会ったよね。その度に戦って、傷も負って。でも、俺を守ってくれた。」
赤「俺、Aと一緒にいたからここまで生きてこられた。ありがとう。」
感謝の言葉を言われ、私は抱きしめられた恥ずかしさ、感謝の言葉で嬉しかった思いがぐちゃぐちゃになって何も言えないで黙っていた。
赤「俺ね、Aの殺人を見れて、最高だった。だからね･･････」
赤葦さんがそういった直後、私の首に何かが巻きついた。
私の身体は宙に浮く。
そして、赤葦さんは私を見上げて
赤「さようなら。」
見たことも無い顔でそう言った。
【Episode［9］】完
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くにみん大好き塩キャラメル - くにみんが知らないうちに死んじゃった…悲しい… (2020年12月13日 1時) (
レス) id: 902c1771ca (このIDを非表示/違反報告)
フェロカ(プロフ) - すみません、今日あげられそうです。 (2020年6月14日 21時) (レス) id: e84de35299 (このIDを非表示/違反報告)
かおり(プロフ) - 続きめちゃくちゃ気になります！更新楽しみに待ってます！！！ (2020年5月22日 3時) (レス) id: 8d53c0d4bc (このIDを非表示/違反報告)
Jelove(プロフ) - すごい面白いです、、更新楽しみにしています◎ (2020年1月29日 18時) (レス) id: b2ab68e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒酢 - 一気見してしまった....!!!!!更新頑張ってください!応援してます!! (2020年1月19日 16時) (レス) id: b9e11986f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェロカ
| 作成日時：2019年7月23日 22時
