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MURDER [7] ページ8

家に帰るといつもの地獄が待っていた。


私は部屋に引きこもり、机に向かう。


そして、持って帰った折りたたみナイフを手に持つ。


最後に⋯お母さんに迷惑は掛けていいよね?


そう思って、手首を切ったがすぐに再生して元通りになってしまった。


私は意地になって、何度も何度も色んな場所を傷つけた。


しかし、結果はさっきの通りすぐに再生してしまった。


私「なんなの⋯⋯


私は、死ぬことも出来ないの⋯⋯!」


そう言って持っていたナイフで今度は舌を傷つけてみた。


何度も何度も傷つける。


私が聞いた話だと、舌を切断すれば血液が無くなったショックで死ぬと聞いたことがあるので私は試しにやってみることにした。


ゆっくり、ゆっくり舌にナイフを食い込ませる。


そして










肉が裂ける音がし、血が大量に流れてくる。


私は再生しないで。と願う。


そして、力がなくなり床に倒れる。


私は死というモノが近づいてくる音が聞こえた。


心臓の音が段々と聞こえなくなる。



これで死ねると、満足する筈なのに、何故なんだろう?









まだ、死にたくない。と思ってしまうのは。



私は意識が失いかけた、その時だった。









瀬「死にたくないんだよね?A。」


私はその声に聞き覚えがあり、ゆっくりと目を開けると


瀬「死にたくない。そう願ったよね?」


ぼんやりと見えたその人物は、何故か懐かしい感じがした。


私はゆっくりと頷くと、その人物はニコッと笑い。


瀬「その願い、叶えてあげる。」


そう言って、痛かった舌が徐々に痛みを引いていく感覚があった。


私は身体も動けるようになり、ゆっくりと起こす


私「⋯⋯ありがとう?」


そう言うと、その人物は深くかぶった帽子を取って


瀬「Aがどうしてこんな地獄の日々を送っているのか知ってる?」


そう言った、人物に私は見覚えがあった。


あれは、大好きだった本当の兄だった。


私はわからない。と兄に伝えると


瀬「なら、教えてやる。こんな地獄の日々を送るようになったのは全て、


俺達の母親のせいだ。あの母親が学校にも指示を出し、お前を虐めるように頼み、さらにこの間あった事故。あれも母親の指示で起こったモノだ。」



そういって、にやっと笑った。

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月火 - 楽しみに待っていました!夢主がかっこいいので好きです!更新がんばって下さい。 (2017年8月15日 12時) (レス) id: 570d2f0ade (このIDを非表示/違反報告)
Y将軍(プロフ) - 新作待っていました!更新頑張ったください! (2017年8月13日 17時) (レス) id: 89ea7a1e78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フェロカ | 作成日時:2017年8月13日 17時

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