DESPAIR GAME 34 『小さな2人はハートを射抜かれる(日常)』 ページ35
影「なんですか?」
影山さんはいつもと同じような表情で私の顔を見る
私「影山さんはさ、私と一緒に図書室にいましたよね?その時、夜久さんの死体を見つけて影山は悲鳴を上げて黒尾さんに気づかせたその後の発言覚えていますか?」
影「その後の発言ですか?」
えーっとたしかー。影山は言って
影「……くそっ!なんで夜久さん達が殺されなきゃならないんだ!!って言いました」
私「……ねぇ、影山さん。どうして、夜久さん達って言ってるんですか?もしかして、西谷さんが死んでいるの知ってたんじゃないんですか?」
影「……えっ?神崎さん、俺を疑ってるんですか?」
私「はい、そうですよ。」
影「その発言だけで俺を疑うなんて……酷いです」
影山は肩を落とし少し顔を暗くする
私「ごめんなさい、影山さん。貴方が犯人だと言う根拠はまだあるんです」
そう言うとまわりは騒ぎ出す
黒「何があるんだいったい?」
私「あの犯行は影山さんにしか出来ないんです」
天「どうして?」
私「影山さんの超高校級の能力はハイスペック。普通の人よりも優れてるって事です。」
影「それだけじゃ根拠になりません。」
赤「いや、根拠になるんじゃないかな?」
影「えっ?」
赤「犯行時間を4分でやるなんてそもそも普通の人にはできない。そしてさらに吊るしあげている西谷の心臓に向かってナイフを投げて刺すことなんてそもそも、普通の人にはできない事です」
黒「な、投げただと?」
赤「さっき、Aがいったように。夜久さんの死体は垂直に刺すようにそして、西谷の死体は約60度に傾いて刺されていた……同じにすることが出来なかった。つまり、これは投げたんですよ心臓に向かって。」
花「つまり、心臓に刺さっていれば刺し方なんてどうでも良かったってことか」
花巻さんがそういうのを終わるのを同時にゆっくりと影山さんの方に視線が行く
影山さんは顔を下に向けたままだった、その時
影「……あっは」
私「…………えっ?」
影「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!」
と影山さんの狂ったような笑い声が響き渡った
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P.P - うぉぉぉ。。。リエーフゥ…ピエン (2021年2月20日 19時) (レス) id: e576288b4c (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - 主さんの創造力に感動しました...泣 (2020年4月22日 21時) (レス) id: 5a834ff4aa (このIDを非表示/違反報告)
みぃむぅ(プロフ) - ダメだ…好きな者同士が一緒で沼から抜けれない…これ何周目だよ… (2019年6月29日 23時) (レス) id: 292ec018f1 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 及川さん......やっくん......推しだったのにぃぃぃぃぃ!!!でも...推理できるのはすごい!!グロイけどすごい!! (2018年7月14日 0時) (レス) id: 7ddc2ddd77 (このIDを非表示/違反報告)
茉佑(プロフ) - リエーフいっっち番好きなのに死に方が酷い...(・ω・`*) (2017年1月1日 0時) (レス) id: d8b92957c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェロカ | 作成日時:2016年3月22日 6時