Despair School 【ハイキュー】

DESPAIR GAME 14 『君がその才能になった理由(日常)』 ページ15

近くにいた木葉がそれを拾うと


それは赤い血で汚れた、カミソリだった


それを拾った瞬間木兎さんの顔は下を向いた


兎「………………もう、隠せねぇわ」


赤「認めるんですね、自分がやったことを」


兎「あぁ」


木兎さんの声は蚊が泣くような小さな声で言った


西「……ふざけんじゃねぇ！なぁ、どうさそ翔陽を殺した！！！何でだよ！！！」


西谷さんの大きな声が響き渡る


木兎さんはゆっくりと口を開いた


兎「モノクマ、始めてくれねぇか？投票を」


モ「ラジャー！！んじゃお前らお手元のスイッチを押して投票してください」







モ「大正解！！！日向翔陽君を殺したクロは木兎光太郎君でした」


西「なぁ、木兎さん教えてくれねぇか。殺した理由を……ここにいるみんなに！！」


兎「…………見られたんだよ、俺の、バラされたくない衝撃写真を、日向に」


西「そんだけの理由で翔陽を……翔陽をぉぉぉ……」


西谷さんは泣き崩れる


兎「俺にとって、そんだけの理由じゃねぇんだ。俺にとって重要な事だったんだよ」


赤「重要な事ですか……」


兎「あぁ、言えねぇがな…………」


木兎さんはそのまま黙ってしまう


だが


モ「えー黙秘権を使った木兎君そして日向君の衝撃写真を今から皆さんにお配りまーす！！」


と言って何枚かの写真を頬り投げた


そこに撮されていた写真は


日向さんの写真で、布団が濡れているのを必死に隠している様子の写真で


木兎さんの幼い頃の写真だろうか、泣きわめていて顔や腕には"バカ""気持ち悪い目""梟はミミズでも食ってろよwww"などの罵倒が書かれており、顔、腕、首、足に多くの痣や切り傷があった


モ「日向君はスタミナを覗いて普通にいる男子でした。辛いこともなく、ただ青春している男子でした。
だが、木兎君は違った。幼い頃自分の目付きが原因でいじめられていた、いじめられっ子でした。毎日毎日学校を行くのが辛かった、死んで楽になろうとしていたその時、ふっと木兎君は思いました。ど忘れしよう、そうすれば辛いことも減るとそれっからど忘れをしてきていじめも無くなり普通の男子になりました
しかし、その事は自分だけの秘密そう思っていたが昨日の夜その秘密の写真をうっかり落としてしまい、日向君に見られてしまった。
日向君は平気な顔して自分の秘密の写真をバラしたが、木兎君はこう思ってしまったのです


"いつかバラされるのではないか"ってね」

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