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「…失礼します。私––Aです」
「はい、どうぞ」
しのぶさんの部屋。そこには大きな仏壇があり、髪の毛の長い––柔らかい笑顔の女性の遺影があった。
しのぶさんは仏壇の前に正座しており、私を遺影の女性と同じく柔らかな笑顔で迎える。
「どうされました?」
「…あの、しのぶさんに、聞きたいことがありまして。
変な話ですが––私のことを、どこまで––知っているんですか?」
私の言葉を聞いて、しのぶさんは少し考える素振りを見せる。そして、意を決した様にぽつりぽつりと話し始めた。
「…恐らくですが、あなた––のことを…書かれている手記があるんです。今からそれをお見せします」
しのぶさんはそう言うと仏壇の引き出しを開けて、一冊の手記を取り出す。そしてペラペラと紙をめくり、ある一文を指した。
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こっちん - 夢主ちゃんが、フジザクラの呼吸が使えるかもしれないということが出てきて、さらに、希少な稀血に前世の記憶があり?というのがあって、夢主ちゃんの正体はなんなのか、続きが気になって仕方がありません!!!更新、頑張って進めてください!!!待っています!!! (2019年8月24日 21時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - あいうえおさん» 誤字のご指摘ありがとうございますT T (2019年7月28日 22時) (レス) id: 04a1197c90 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「宇随」ではなく「宇髄」ですよ。 (2019年7月28日 21時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:3939462xx | 作者ホームページ:https://twitter.com/SORA_39xx
作成日時:2019年7月23日 8時