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「あの…失礼なことを聞きますが…
鬼殺隊の––剣士ですか…?」
訝しげな金髪くんの表情と声色。隣にいた黒髪くんは、そんな金髪くんの横腹に頭突きをいれる。
「鬼殺隊なわけねえだろ! 隊服も刀もねえぞ!」
綺麗な顔に相応しくない、荒々しい声。声を荒げた黒髪くんを赤髪くんがポスンと叩く。
「いえ、私はただの––一般市民です。包丁以外の刃物を持ったこともないです」
私はぺこりと頭を下げて、部屋を出た。
木目が美しい、暖かくて大きな屋敷。歩くたびに、ギシギシと音を立てる床音が心地良い。
「…!」
目の前に、蝶々の髪飾りをつけたサイドテールの女の子が歩み寄る。女の子は私と目が合うと、ニコッと微笑んだ。
すれ違いざまに聞こえた、彼女の小さな呼吸音。あまりにも特殊な呼吸音に、私は思わず彼女を呼び止めてしまった。
「あの!」
「…?」
女の子は、私に目を向けると細い首を傾げる。そして、穏やかに微笑んだ。
「あ、えっと…。
看病…ありがとうございました…」
私はお礼を言い、廊下を慌てて走る。
着の身着のまま、私は外に飛び出した。
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こっちん - 夢主ちゃんが、フジザクラの呼吸が使えるかもしれないということが出てきて、さらに、希少な稀血に前世の記憶があり?というのがあって、夢主ちゃんの正体はなんなのか、続きが気になって仕方がありません!!!更新、頑張って進めてください!!!待っています!!! (2019年8月24日 21時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - あいうえおさん» 誤字のご指摘ありがとうございますT T (2019年7月28日 22時) (レス) id: 04a1197c90 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「宇随」ではなく「宇髄」ですよ。 (2019年7月28日 21時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:3939462xx | 作者ホームページ:https://twitter.com/SORA_39xx
作成日時:2019年7月23日 8時