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皆が言うには、稀血とは鬼の大好物なんだそう。希少な上に、稀血の人間を食べるだけで常人の何倍もの栄養を吸収できるんだとか。

鬼にとって稀血は––人間で言うところの、お高い懐石料理みたいなものなのだろうか…。

「(あの時、あの鬼が––初めてあった大きい鬼が言っていた『美味そうな匂い』とは、私が稀血だったから?」

血なんて、あの時はかすり傷もなかったのに。どうやって見分けたんだろう。嗅ぎ分けたんだろう。

「(深く考えるのは、やめよう。しばらくマトモにご飯食べられなくなりそう)」

私はとりあえず、暇だったので外をプラつくことにした。

*

「…」

黄昏ている善逸。2人は、そんな善逸の姿をじっと見つめていた。

「なあ、何してんだ。あいつ」

純粋な疑問をぶつける伊之助。
伊之助の問いに、炭治郎は首を傾げた。

善逸を心配に思い、歩み寄る炭治郎。

「なあ、善い––」

しかし、そこには一人で花占いに興じる男の姿があった。

「Aさんは、俺のことが好き…嫌い…好き…嫌い…」

そんな善逸の姿を見て、絶句し固まる炭治郎。そして、何事もなかったかのように伊之助の元に戻る。

「なんだ、おめえ」
「それ…俺が言いたいよ…」

訝しげな表情の伊之助に、頭を抱える炭治郎の姿があった。

第4話 複数の謎→←前ページ



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設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 我妻善逸   
作品ジャンル:アニメ
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こっちん - 夢主ちゃんが、フジザクラの呼吸が使えるかもしれないということが出てきて、さらに、希少な稀血に前世の記憶があり?というのがあって、夢主ちゃんの正体はなんなのか、続きが気になって仕方がありません!!!更新、頑張って進めてください!!!待っています!!! (2019年8月24日 21時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
SORA(プロフ) - あいうえおさん» 誤字のご指摘ありがとうございますT T (2019年7月28日 22時) (レス) id: 04a1197c90 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 「宇随」ではなく「宇髄」ですよ。 (2019年7月28日 21時) (レス) id: d4ea0d195c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:3939462xx | 作者ホームページ:https://twitter.com/SORA_39xx  
作成日時:2019年7月23日 8時

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