【ナゾトキ姫は名探偵】ひなみのいとこ！？

事件ファイル：９ ページ10

ひなみ「ああああの、すみませーーーーん!!!この事件の真相がわかったかもしれないですーーーーー!!」


突然ひなみが叫んだ


みんなが一斉にひなみを見る


先生「詩音！どーゆー意味だ!?」


先生がひなみに詰め寄るが、ひなみは「あ…あの、えっと…」とテンパっていて喋れない


結局、叫びながら走っていってしまった


そんなひなみにAは呆れた顔をする





ひなみは図書館のカウンターの下でうずくまっていた



みなさん、忘れているかもしれませんが、ひなみは極度のあがり症です

人前で話すなんて…


絶対に無理です!!



赤坂「ひなみちゃん？」


うずくまって震えていたひなみに赤坂が声をかけた


赤坂「真相がわかったってどういうこと？なんなら僕が話を聞こうか？」

ひなみ「…先輩…」


笑いかける赤坂にひなみは一瞬ドキッとする


A「赤坂ー？なーに僕のひなみに手ぇだしてんの？」

A「ひなみ！話なら僕が聞くから!!」


赤坂を押してAがひなみに言う


ひなみ「だ…だいじょーぶです」

ひなみ「(これは私が決着をつけなきゃいけない事件です！)」


ひなみは自分のメガネを取ると、みんなのいる場所に向かった


メガネをとっているひなみを当然みんな不思議に思う


先生「詩音、どうしたんだ？メガネなんか外して…」


代表して先生がひなみに問う


ひなみはみんなをじーっと見たあと「気にしないでください。この方が落ち着いて話せるんです」と答えた


ひなみ「ふぅ…」

ひなみ「しばってると、うざったいですね…」


ひなみはいつもおさげにしている髪をほどき、


ひなみ「(今まで読んだ本は、頭の中の図書館に全てしまわれています)」

ひなみ「(目を閉じればその情報をいつでも引き出すことができる＿＿)」


閉じていた目をカッと見開いて＿＿＿＿＿



「このナゾのラストページ、私がめくって差し上げます」



＿＿＿＿＿見惚れるような笑顔で言った

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