事件ファイル:10 ページ11
今回の事件、容疑者は5人
ホームズの本を見たがっていた『梅崎仁』
放送部員『赤坂龍二』
事件が起きるのを予知した『藤崎律可』
図書委員『詩音ひなみ』
いることを気づかれていない『滝沢A』
「この事件の犯人は…___」
「赤坂先輩、あなたです!!」
ひなみはきっぱりと言い切った
全員が注目する中、赤坂は笑いながら否定する
赤坂「やだなー何言ってるの?ひなみちゃん」
「私、ずっとひっかかっていたんです」
A「あの時、本当にカギはかかっていたのか…だよね?」
「「!!?(え、誰!?)」」
全員がAの存在に驚いた
ひなみはAの言葉に頷くと話を進める
「あのとき、カギにさわったのは先輩一人です。
他のみんなは先輩の《カギがかかってる》という言葉を信じただけで誰もカギにはさわっていません」
リッカ「そういえば!」
リッカがうなずく
「そう、先輩はカギがかかっているとウソをついたんです。
本当はカギなんてかかっていないのに」
「そしてそのウソを隠すために、ドアを蹴破ったんです」
「この密室トリックを作るために__!!」
ひなみの推理に部屋がシーンとする
赤坂「ふっ…」
赤坂「なんで僕がそんなことしなきゃいけないんだ」
赤坂「僕よりあの本を欲しがっていたやつがいるじゃないか!あいつだよ!!」
赤坂は梅崎を指さした
梅崎「え…!?」
さされた梅崎はあたふたしている
赤坂「あいつの方がずっとあやしいじゃないか」
どうだ!というように赤坂は言った
それに対して、ひなみは全く慌てずに梅崎をかばう
梅崎「!」
「そうですね…このとりっくを考えついたのも梅崎君に会ってからですね」
「もし、このトリックがバレても彼のせいにすればいいと…」
赤坂「…そんなに僕を犯人にしたいなら証拠はあるの?」
梅崎は犯人じゃないというひなみに赤坂がイヤミっぽく言う
赤坂「あいにくドアは壊れてしまっている。
僕が犯人だという決定的な証拠がないのに、これ以上僕を侮辱するなら…」
赤坂「いくらひなみちゃんでも、許さないよ?」
最後の忠告だと言わんばかりに赤坂が言う
A「証拠ならあるよ」
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はるるん - 私『ナゾトキ姫は名探偵』大好きなんです!更新待ってます。 (2020年5月17日 19時) (レス) id: f9b0be6a5b (このIDを非表示/違反報告)
ロイ - リッカ落ち希望です!頑張ってください! (2018年7月18日 23時) (レス) id: 68471c2b22 (このIDを非表示/違反報告)
YEELをあなたに。 - 面白いです!更新頑張ってください!あと、リッカ落ちがいいな〜…って思ってたりしてます。 (2017年9月3日 20時) (レス) id: c2db738c4e (このIDを非表示/違反報告)
明梨(プロフ) - リッカ落ちがいいです! (2016年9月4日 1時) (レス) id: a03da9a5fd (このIDを非表示/違反報告)
桜音(プロフ) - リッカ落ちがいいです!! (2015年12月22日 18時) (レス) id: 62db3879d2 (このIDを非表示/違反報告)
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