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キャラクターの親が他界してる設定多いよね ページ6

沖「じゃあ、また明日来やす。」



ミ「ありがとう、総ちゃん。」









ガラガラっと、病室の扉を閉める。
そして1つ 小さなため息を吐く。









俺には4歳上の姉がいる。


姉は幼い頃から体が弱く、しょっちゅう入退院を繰り返していた。
俺たちは幼くして両親を亡くし、親戚に養子入りして育ててもらった。

でも姉が大学生になる頃、育て親である両親も亡くなった。
それから姉と二人暮し。


俺はバイトをし、姉は大学を諦め、毎日朝から夜まで働いた。そのためか、一気に体調を崩し、今も入院をしている。

周りに頼れる大人もいないため、俺はバイトをかけ持ちして何とかやりくりしていた。
姉の入院にや治療費の負担も多く、正直学校なんて行ってる暇はない。

それでも、なんとか卒業はしなければならない。
単位を取るためにも、ほぼ毎日学校に行っている。


今日も遅くまでバイトだと思うと気が重くなる。
でも、姉のため、自分のためだと言い聞かせながら重い足取りで病院をた。









次の日









土「...おい、総悟。お前クマ酷いぞ
ちゃんと寝てんのか?」






と、幼なじみである土方コノヤローに話しかけられた。






沖「別に、関係ないじゃないですかい」







こいつは気に食わねー。
こいつは姉の想い人である。そして土方もまた、姉のことを...。

両片想いってやつだ。


ちなみに土方は一人暮らしをしている。
母親は幼い頃に亡くなり、父親は仕事で海外に行っているとか何とか。

生活費とかは仕送りしてもらえてるらしい。
羨ましーなコノヤロー







土「総悟、今日久しぶりに俺の家で夕飯食ってくか?」

沖「いや、そんな時間ないし良いですよ」

土「でもお前、」

沖「いいって言ってるじゃないですかい。」






と、冷たく振り払う。
土方がほんとに心配して気にかけてくれてるのはわかってる。

だけど俺にはそんな時間はないし余裕もない








夕飯なんて最後に食べたのはいつだろうと考える。


まぁ人間二色食べれば十分だから、夕飯を食べてないくらいでそこまで体に支障はない。




でも確かに、中学の時に比べたら大分細くなった気がする。

でもそんな事どうでもいい









今はとにかくお金を貯めなければならない。

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作者名:プーティン | 作成日時:2021年3月31日 0時

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