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・ side 無一郎 ページ17

箱から出てきた鬼を見て、可愛いと思った


甘露寺さんの言うキュンというものだと思う


だから歩み寄れる甘露寺さんが羨ましい


しばらく見ていると泣いていた彼女は落ち着いたのか甘露寺さんの膝の上で大人しくしている


言葉を交わしていたけれど、全員が何処と無くぎこちない


なんでだろう…


僕は近寄って頬を抓む


『んにゅ?』


頬を抓まれたからか僕を見てくれた


「鬼なのに、可笑しな感じがする。君、何者?」

『…ふぉにでふ(鬼です)…』

「藤の花を食べるのは本当?」

ほんほうでひゅ(本当です)…』


聞きたいことはそんな事じゃないのに


でも鬼って言うのは本当らしい


紅い彼岸花の様な瞳と鋭い牙が見える


しばらく頬を堪能してから次は甘露寺さんの膝の上から抱き上げる


『み、みみ…み、蜜璃様ぁ!』

「が、頑張って!Aちゃん!」


僕が抱き上げると甘露寺さんに助けを求めるように暴れた


なんだか少し気に入らなくてこっちを向かせる


そしてぎゅっと抱きしめた


癒される


『時透様…なんですか…』

「………癒されてる」

『…そうですか……』


そう言ったきりしばらく動かなくて存分に癒される


すると手が伸びてきて髪を触られた


ほわんと顔を綻ばせながら僕の髪を触っている


特に気にすることなくお互いにやりたいことをした


髪を触られるの、心地いい…


『時透様、離してください』


心地いいと思っていると不意に離して、と言われた


これだけ抱き合ったのに他人行儀なのは気にいらない


『時透様』「無一郎」

「そう呼ばないと離さない」


ちょっとした意地でそう言った


すると悩んだ末に少し戸惑いながら


『無一郎様、離してください』


そう呼んでくれた


様付けにはまだ不満もあるけれど今はまだこれでいい


「……仕方ないね。はい」


床に下ろすとしばらく僕を見つめていた


けれど、頬を紅くして甘露寺さんの方へと行ってしまった


やっぱり甘露寺さんが羨ましいな…


もっと仲良くなれば、僕の事を見てくれるかな

・→←・


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あまね(プロフ) - のぉぉぉぉ (1月3日 0時) (レス) @page41 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2023年1月29日 21時) (レス) @page41 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - つづき楽しみです頑張ってください (2022年10月7日 19時) (レス) @page41 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
明太子 - オモロ (2021年8月30日 22時) (レス) id: ea655dc91f (このIDを非表示/違反報告)
推し信者 - 画像が見れません(T_T) 更新、楽しみにしてますね! (2021年5月10日 1時) (レス) id: 8c92c56944 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白華まりあ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年9月29日 10時

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