9 貴方と歩美川 ページ10
〜後輩side〜←2 気持ちの時に出てきた後輩ちゃんの話
私は歩美川 花 下の名前は嫌いだからみんなには「あゆみ」って呼んでもらってるし、自分でもあゆみって言う。
顔もスタイルも良いし、運動神経も頭だって良いし、歌だってうまい。まさに完璧！男子なんか犬のように着いてくるし？そう！私は可愛いのよ
そんな私ら以前、憧れの松野空介先輩に告白した。
OKもらえる自信まんまんで告白したのに…
空介:ありがとう、凄い嬉しいけど。僕にはずっとすきで待ち続けてる人がいるんだ
頭から離れないあの言葉、その待ってる人が気になって、私は空介先輩を見てた。
そしたら分かったの。
空介先輩が待ってるのは…流星 A先輩。
調べによるところ、私が告白したその日に転校してきて、ほわほわ天然さと誰にでも優しく接するのが男子の心を掴んだらしくて、うちのクラスにもファンクラブとかふざけた物があるらしい。
そして今日も二人で仲良く登校しているじゃないの
歩美川:松野せーんぱいおはようございますぅ
松野:え、あーおはよう？
A:空介君その子はー？可愛い子だね^^
私が可愛いのなんか私が一番分かってるわ！
空介先輩の前では仲良くしておこうかしらね
歩美川:あゆみでーす！よろしくお願いします♪
A:私は流星 A よろしくね、
あゆみちゃん^^
歩美川:はーい！Aせーんぱいっ一緒に学校まで行っていいですか？
A:うん！もちろんだよっ
空介君は？
歩美川:あ、私！A先輩と2人で行きたいですぅ
空介:Aがいいなら僕は構わないけど？
歩美川:じゃあ行きましょ！！
私はA先輩の手を引っ張って先までダッシュして急に足を止めた。
歩美川:A先輩さー
A:？
歩美川:空介先輩にあんまり近づかないでくれませんか？
A:なんで？私と空介君は友達だよ？
歩美川:貴方がいると空介先輩は私を見てくれない！
A:あゆみちゃんは空介君が好きなんだ…。
私…ね？彼氏いるから空介君とは本当に友達なのよ？
歩美川:え…彼氏…いるの？
A:うん！だから大丈夫^^
歩美川:その彼氏さんはこんな可愛い彼女を置いて何処に行ったの？
A:いるよ？同じクラスに
歩美川:彼氏とは一緒に登下校シナインデスカ？
A:それは…。
歩美川: それは…？
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作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
