4 思い出 ページ5
〜Aside〜
えーっと、松野…空介君だっけ？
覚えてないことを伝えた時、一瞬悲しい顔してたような気がするの。なんだろう、初めてじゃない気がするんだよね…
A母:Aー！早く寝なさい？明日遅刻しちゃうわよ？
A:はーい！
私とお母さんで二人暮らしの我が家、お母さんからはお父さんと離婚したんだと聞いている、何故かわからないけど私は週一で精神科に通っている。
心理テストをしたり、軽く遊んだり…かな？
まぁ、そこそこ楽しいよ。
カチャッ 少し凹んでしまってる小さなオルゴールくらいの大きさの箱を手に取ると懐かしい感覚に襲われる。
カサッ
A:ん？なんだろ
それは一枚の写真だった そこには小さい少女と少年がとても仲よさそうに写っていた。
A:ここにあるってことは多分私と、この男の子は…？
((僕のこと覚えてる？
ふと、松野君の言葉が頭をよぎる。
心なしかそう言えば少し松野君に似ているような気がする。
「
？:Aは本当無茶ばっかりするんだからほら、
これやるから泣き止んでよ
A:泣いてなんか…ひっく、泣いてなんか…う
う…
？:Aは偉かったよ！ちゃんとこの子の命を救
えたじゃん！かなり危なかったけどね
A:だって、あのままだと猫ちゃんしんじゃう
と思ったから…ひかれちゃったらどうしよ
うって思ったら動いてて…。
？:僕だってAが大事なんだからあんま危な
いことばっかりしないでよね？
A:うん…。気をつける 」
piririri…♪
A:ん、んー？ふぁー。
なんか懐かしい気がする夢。顔は見えなかったかも安心できる男の子の声、猫はベリーに似てる
ベリー:ミャー？
A:ベリーおはよう
ベリー:ミャー
A:んー、時計？ あ！遅刻しちゃう！！
ベリー: フッ
急いで支度をして食パンをくわえてダッシュ！
ありがちなパターンっすよねw
でも、誰にもぶつかる事なく無事に学校までたどり着いちゃいました。
でも、流石に食パンを食べながら全力疾走してる女子は普通の光景の中に入らないのでその日から一週間はよくその噂を耳にしましたねw
ガラガラッ！！
空介:おはよう流星さんw朝から凄い光景見ちゃった
A:忘れてくださぁい！//
空介:だーめw脳裏にインプットだねw
A:松野君の意地悪…
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作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
