31 笑顔 ページ32
〜Aside〜
だめだっもう追いつかれる！？
助けてよ…空介…っ
空介:A！！
その時、なにかふわっと暖かいものに包まれた。
A:くう…すけ…？
男1:あぁ？なんだてめーは
その女をこっちへよこしてもらおうか？
空介:嫌だね！僕の彼女に近づくな！！
男2:そんな頼りなさそうなのと付き合ってんの？
それより俺と遊んだ方が断然楽しいぜ？w
頼りなさそうだ？
冗談は顔だけにしてよ！
その時、私の中で何かがキレた
A:してよ…
男1:ちょっとよく聞こえないなぁ？
A:今の言葉、撤回してって言ってるの！！
男2:おいおいw
撤回する要素ないだろ？w
A:空介は…空介は私を守ろうと飛び出してきてくれた！2人以上じゃないとナンパも出来ないような意気地なしに、空介をバカにする資格はない！！
男1:黙って聞いてればいい気になりやがってぇ！！
ガタイの良い男が私に殴りかかってこうよとした。
正直…怖い…。
パシッ
響介:何俺の大事な兄貴と兄貴の彼女に手ぇ出そうとしてんだよ(=言•。)
迫力負けしたのか男が怖気付いた。
そして、覚えてろよ！なんてありがちであてにならない言葉を吐いて去って言った。
響介がちょっとかっこよく見えちゃったな
私は高鳴る胸の鼓動を知られたくなくて、必死にに隠した…いや、隠したつもりだった
空介:Aが響介にときめいてる
A:にゃ、にゃんで！？//
空介:顔見りゃわかるっての
響介:ってか2人とも大丈夫？
歩美川:あ…りがとう…ございます
私…私Aさんが来てくれなかったらどうなってたか。
A:私も、2人が来てくれなかったらどうなってたか…後。
3人)？
(空介すっごいかっこよかった！
ちょっと恥ずかしかったけどね//
なんて、恥ずかしくて言えない。
空介:本気だから！
僕、本気でAが好きだから！
それだけ伝えて走って行ってしまった。
響介:返事聞けば良いのに〜
A:空介…頑張ってくれたんだよ
響介:んで、Aは兄貴の事どう思ってんの？
A:すき…！！
響介:良かったw
A: ？
響介が嬉しそうに笑うから。
空介とそっくりに笑うから。
見入っちゃったじゃんか
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作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
