30 嫌な予感と歩美川 ページ31
〜空介side〜
空介:つまり、間違えて10年前に来たからどうしようもなくて双子のふりをしていたと。
響介:そう何度も聞くなよ、俺！
空介:すっごい、変な感じ
僕今自分といるんだもん
響介:未来のAの話でもしてやるよw
空介:き…聞きたい。
響介:Aは未来でも、すっけー可愛い！
今の公園ライブがが実って歌手になり…
それから僕はいろんなことを聞いた。
AはいくつになってもAなんだ。
あと、僕の不注意でAが危ない目にあって、今
病院から出られないことも…。
僕は今からでもAに危険なことが起こらないように注意しなくちゃいけない。
Aが隣にいない日常なんか、悪夢でしかない。
〜その頃のA 同時刻〜
歩美川:キャー！！
男1:ほらほらお嬢ちゃん俺たちと一緒に遊ぼうぜー？
歩美川:いや！離して！！
男2:あんまりうるさくするなよ、お嬢ちゃん
歩美川:だれか…誰か助けn…んっ
A:歩美ちゃん！？
悲鳴の主に覚えがあって駆けつけてみたら…歩美ちゃんがガタイの良さそうな男に体を抑えられて、だいぶ顔の良い不良男に口を塞がれていた。←(おい
いや、そんな事を考えている場合じゃない。
A:何やってるの！？歩美ちゃんを離して！
男1:おっ？随分と可愛いねお嬢ちゃん。
歩美ちゃんとはお友達かい？
歩美川:Aさん逃げて！
男2:上玉は上玉を呼ぶって本当だね〜♪ ←(聞いたことねぇよ)
歩美ちゃんの口を塞いでいた男がニヤニヤしながら続けて話す。
男2:いいよ？Aちゃん？が代わりになってくれるならね？
A:いいわよ、歩美ちゃんは私の大事な後輩だもの！ 早くその汚い手を離して！
男2:おぉっと気の強い女は嫌いじゃねぇ。
ほらよっと
歩美川:ひゃっ
投げられた歩美ちゃんを支えて、手を掴んで走り出した。
男1:逃がすかよ！
男はかなり怖い顔をしながら全力疾走で走ってくる。
A:ま…間に合わないっ
〜同時刻 空介&響介side〜
空介:なぁ響介、僕なんかやな予感がするんだけど
響介:奇遇だな、俺もやな予感がする。Aに何かあったのかも、走るぞ！！
僕らは全力で走った。
嫌な予感というものはよく的中するもので、Aの手を引いて走ってる
後ろにガタイの良い男と、結構顔の良い男が2人を追いかけている。
距離的にもう追いつかれる寸前だ。
Aだけは守らないと！
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作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
