29 本当の理由(響介) ページ30
〜響介side〜
響介:「俺本当は未来から来たんだ。」
この際だから言ってしまおう。
響介:今から15年後の話だ
「〜15年後 (ここでは響介を空介に直します)
医師:残念ですがAさんの命は後1年…。
持つかどうか。
空介:そんな！？
なんとか…ならないんですか？
5年間もベットから離れられないA…。
僕に助けられる方法はないのか？
医師:一つだけ…でもこれは多分実現不可能でしょう
空介:それはなんですか？やれることはやりたいんです！
医師:過去に行ってこの事件を回避できれば…
医師は何がきっかけで起こるこのランダム式の事件を回避しろと言うのだ。
空介:過去に行くというのは当てがあります。
医師:本当ですか？でも、何がきっかけで起こるかわからないんですよ？二人で無事に切り抜けないと貴方が今の彼女の状態になるかもしれません。
空介:もしそうなっても、何度でもやり直します！
それにいざとなればAだけ助けます
A:くう…すけ？
空介:大丈夫だよ
必ず助かる道を見つけて帰ってくるから！
Aを死なせたりなんかしない！！
僕はAの頭を撫で、口付けを落としてから
フェイとワンダバのところに向かった。
フェイ:あれ？松野さん？
天馬:松野さんだ！お久しぶりです！
空介:今日も元気だね^^
あの、フェイとワンダバにお願いがあって来たんだ
フェイ:なんですか？
空介:6年前に戻ってAを助けたいんだ
僕は医師に言われたことを彼らに伝えた
天馬:Aさん…Aさんは何も悪いことしてないのに。
ワンダバ:わかりましたー！このワンダバ様に任せておけば大丈夫！！
空介:本当！？
フェイ:松野さん、6年前に関連する物とかありますか？
空介:んーっ、これ…とか？
僕が出したのはAが小学校の植物室に隠しておいた手紙だ。
この時僕はただただ夢中になっていて気づかなかったが
この判断は大いに間違っていた事に後で気づく。
そう。着いた先は…10年前だ
二人は頑張ってねと未来に帰ってしまった。
そんな目で言われたら6年前じゃないなんて言えないじゃないか。
4年間もここで過ごさなきゃならないのに、学校に行かないとか、この時代のAと接点がないとか色々まずい。
」
響介:って事で君は僕のお兄ちゃんだ！
空介:いや、待て待て！！
響介:4年間よろしくな！おにーちゃん♪
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
