22 ヤキモチと約束 ページ23
〜響介side〜
登校中…。
「 K音 」
兄貴にはあんなこと言ったけど、実際俺も気にはなってる。
A:響介君おはよーっ
響介:あ、Aおはよう！
A:どしたん？考え事かな？
響介:なぁA
A:ん？
響介:Aの好きな人って誰？
Aは頬を赤らめながら、なにやらキョロキョロしている
A: 「空介」
俺の聞き間違えならいいのだが。
どうやら聞き間違えではないようで…
響介:だよな、そうだよな
でもな？俺諦める気ないから
A:な…何を言うか少年よ//
響介:いや、まじだよ
俺はしっかりAの目を見て、はっきり答えた
後ろ方向100mcに敵(兄貴)発見。
俺はAをお姫様抱っこして走った
A:ちょ…ちょっと！？
恥ずかしいから！重いから降ろしてよぉ！！
響介:恥ずかしくない、重くない、降ろさない！
若干暴れ出すAに俺はそう言い放った
A:そんな殺生なー！
響介:ほら、着きましたよお姫様？
A: (• •。)プィ
響介:ごめんて！機嫌なおしてよA〜
A:そんな可愛く言っても無駄なんだからね！
すっごく恥ずかしかったんだから！！
俺は素早くチーズケーキ味のチョコを取り出し、Aの口に突っ込むと…？
A:パクっ…もー1個ちょーだい？
こんな可愛い顔でお願いされたら
響介:機嫌直してくれる？
A:許す
素っ気なく言ってるけど、ちょー可愛い♡
そう考えながら、俺はまるで小動物におやつでもあげるかのようにAにチョコをあげた。
ガラガラッと勢いよくドアが開いたと思ったら
A:あ、くu/パクッ mgmg
空介:お前、食べるか喋るかどっちかにしろよ…
A:だって響介のくれるチョコ美味しいんだもん♪
空介:ふーんっ、僕にも一個ちょうだいよ
僕の作ったバニラとチョコクッキーと交換でどう？
響介:え、まじ！？
ちょうだい！
A:え、ずるいずるい！
私にもちょうだい！今度ミニケーキ作ってくるから
兄貴の意外な一言と、Aの女の子らしいところを見れてぶっちゃけ満足
響介:じゃあ今度みんなでスイーツパーティーしようぜ♪
空介/A:やろう！
Aと少しでも一緒にいたいっていう願いからの言葉だったが、兄貴の事ももっと知りたいから…。
いつもの俺らしくないけど、たまにはいいよな？
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作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
