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〜小学校verAside〜
私は今…
クラス男子A:Aちゃん！
俺と付き合って下さい！！
クラスの男子から告白というものをされているのだが…可哀想に罰ゲームかなんかかな
A:え…大丈夫A君！？
罰ゲームかなんかで無理やり言わされてるの？？
無理しなくてもいいから顔あげてよ(汗)
それ知らないで受け入れちゃったりしたら、この子も可哀想だし、私も結構ダメージ大きい
A:違う！罰ゲームでもイヤイヤでも何でもない！
俺が君に惚れたんだ！！
なんで、私なんかにそこまで言ってくれるの？
A:え、えっと…何で…私なんかにそんな事思ってくれたの？
A君は言う
A:Aちゃんは誰にでも分け隔てなく優しくて、自分が凄いことしても威張ることなくて。
そ…それに、めちゃくちゃ可愛い！
美化してる…本当の私を知ったら幻滅するのがオチだ
A:ねぇ…A君？
A:なに？
A:私の事だいぶ美化して見てくれてるみたいだけど…私はそんな人じゃないよ。
分け隔てなく誰にでも優しいわけじゃない、相手を自分に置き換えてるだけ
A:そういうとこだよ
A:嬉しかった…けど。ごめん
友達じゃ…ダメ？
A:わかった…友達。だよ？
私は彼を残し、教室へ戻った。
クラスの女子B:A君可哀想〜校内ランク1位のA君を振るなんて何様のつもりだろーねー？Aちゃんこれで何回目よ？
C子:18回目
B子ちゃんを取り巻く女の子達も便乗してその話をわざわざ、私に聞こえるように話す
こんな事が続いてるから、私はタチの悪い罰ゲームでも開催されてるんじゃないかと思って毎回聞くことにしているのだ。
こんな事が続いてるから、私には友達がいない
誰かと付き合えば1人じゃなくなるのかしら？
いや、そうではない。私とB子ちゃんは元々親友と言えるほど仲が良かった。
何故こうなったかというと、大体予想はつくだろうか？B子ちゃんが好きな男の子が私に告白してきたからだ。
当然断ったのだが、その辺りからB子ちゃんが私に口を聞くことはなかった…。
こんな事で崩れてしまうほど私達の友情は脆く、儚いものなのかとひどく絶望したものだ。
もぅ私は人を信じない。
関わることをやめれば私は傷つかない…私は歌う事で自分の世界に閉じこもり。
毎日誰も出入りしていない植物室に通って1人で歌う事が当たり前になっていたのだ。
そんな時…私は出会った。
全てをさらけ出せて、裏切られたとしても後悔しない…私の王子様
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作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
