13 後悔 ページ14
〜空介side〜
4日くらい前に僕はいつもの道を散歩してて、何気なくカフェに入ったんだ。
(ん…？Aのお母さんに似てる。)
その人は、Aをちょっと大人っぽくして、でも何処か子供っぽい優しそうな人だ
僕に気づいたみたいで
Aママ:あら？もしかして、くうちゃん？くうちゃんじゃない！？
空介:Aママですよね？はい、空介です。お久しぶりです！
Aママ:やだー！大きくなっちゃって＞ ＜
一段と男前になったじゃない！！
空介:そうですか？wありがとうございます
Aママも相変わらずお綺麗で！時間が止まってるようですよ！
Aママ:あらーお上手ね♪
空介:あのー、つかぬ事をお聞きしますが
Aママ:Aの事よね？びっくりしたわよね…
記憶がないなんて
空介:あの、何があったか教えていただく事は出来ませんか？
Aママ:えぇ、貴方に会ったら伝えなくちゃと思っていたのよ…そうね、四年前になるのよね…
〜Aママ回想シーン〜
A:ほらパパー！置いてくよ？
Aパパ:おいおい、そんなに急ぐと転んじゃうぞー？
A:だって楽しみなんだもーん！パパ滅多にお休み取れないでしょ？だから今日は、いーっぱい遊んでもらうんだもんっ！
Aパパ:ほーら準備出来たぞー！ママ行ってきまーす
A:行ってきまーす！本当にママも来なくていいの？
Aママ:いいのよ♪沢山遊んで来なさい^^
A:うん！行って来ます！
Aママ:はーい、行ってらっしゃい
あら？Aってば急ぎすぎてお財布忘れて行ってるわ、届けなくちゃね
ガチャッ
私は少し走って大通りに出た。
そしたら…
Aママ:え？
さっきまで元気だった2人が…道路の真ん中で横たわっている。
私は動揺を隠しきれなくて、その光景を信じたくなくてフラフラした足取りで2人の元へ向かう。
Aママ:パパ？A？そんなところで寝てたら風邪ひくわよ…？なんのドッキリ？カメラでも撮ってるの？
パパの身体は冷たくて、Aは苦しそうに息をしているのを確認できる。
救急隊:ご家族の方ですか？2人を急いで運ぶのでついて来てください。
いつ救急車が来たのかわからない。
なんでそんな落ち着いてるの？
Aママ:は…い。
私はひたすら2人の名前を呼び続ける。
夢だと…言ってほしいよ。
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作者名：松野 月 | 作成日時：2017年7月11日 0時
