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「キャンプもう明日じゃーん」

お昼休み、自然とキコちゃんカエちゃんとご飯を食べるようになって、
その後ろでは流星くん小瀧くん重岡くんが食べてる。



「なぁみんな明日肝試しやるらしいで」

「お前それ顧問口止めしてたやつ普通に言うやん」


流星くんが「あ」って言ってから重岡くんが笑いながら小瀧くんが突っ込む。
この3人なんか見ててすごく微笑ましいな。



「流星じゃあクラスのグループに書いていい?」

「あ、キコちゃんそれはダメっす」


流星くんとキコちゃんの絡みも非常に見ていて楽しい。
なんでこの3人彼女いないの?

それが最近の謎でしかない。




「あのー、ところでグループ作っていいっすか」

小瀧くんがいつもより恥ずかしそうに言うから、
可愛くてカエちゃんと顔を合わせて笑う。



「え、なんで笑うんすか!」

「小瀧くん可愛いんだもん」


反論するのさえ可愛いし、カエちゃんと並ぶと美形。
眩しいな。



「みんなのLINE知りたいってうるさいねん」
「は、俺だけみたいに言うなや!シゲも言うてたやん」
「元はと言えばお前や!」

小瀧くんと重岡くんが言い合いするのは兄弟みたいで可愛い。



「はいはい、俺作ったー」

流星くんが仕事が早くてそこも面白い。

無事にグループに入って行ってたら、新しい友達も3人増えてて嬉しい。

グループでスタンプ送り合ってたら、チャイムが鳴る。



「なー、みんなあだ名付けよや」


HRが始まったけど、みんな安定に机の下で手を動かしていて面白い。



「流星つけてみて」

キコちゃんがそう送ると、流星くんは「おけ」って送ってから細かく送ってくる。


「キコちゃん」
「カエちゃん」
「Aちゃん」

「「お前それあだ名ちゃうやん」」



小瀧くんと重岡くんが同時に送ってきて思わず吹きそうになった。



「おい、藤井堂々とスマホ触んなや」

「あ、淳太これ授業なん?休み時間かと思ってた」



中間先生が「ほんまにもう…今日だけやぞ」って許してくれててなんて良い先生なんだろ。



「じゃあ、女の子は無難に下の名前にしとく?」


重岡くんがそう言ってみんなスタンプ。
男の子に呼んでもらえるなんて高校入ってあんまなかったからな〜



「俺らのはAちゃん決めて」

「えっ、」


重岡くんがそんなこと急に送ってくるからびっくりして声出てしまったし、中間先生には見られたし。




「ま、俺らの事は好きに呼んで!」



結局優しくて助けられたけど余計に悩んだ。

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作者名:ますかっと. | 作成日時:2019年2月20日 13時

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