廃病院に潜入 ページ35
廃病院に潜入して数分、俺は疑問に思った事がある。
いくらカメラや装置があっても、見張りくらいいるんじゃないのか。
いろいろな場所にに行ったが、俺とナオミ以外の人が見当たらない。
そんなことを考えていると、写真に写っている鞄がベットの下から見つかった。
「ナオミさん、見つかりました。出口に向かいましょう」
「ワープをした方がいいんじゃないかしら?」
「桜の雨は一人しかワープできないので、二人以上ワープさせる場合は時間をおいてワープさせるかそれぞれを違う場所にワープさせる必要があります。」
僕達は出口へ向かう。
廃病院から出て桜ノ雨を歌おうとすると、谷崎さんが出てきた。
「なぜここに谷崎さんが!?」
俺は透明化を解除する。
「やっほーAちゃん」
「太宰さん、皆さんも何故」
突然現れた探偵社員達に驚きを隠せない。
あ、もしかして・・・
「入社試験、ですか?」
「うん、そうだよ。という訳で社長、結果は?」
「合格だ」
「それじゃあ喫茶店のは偽の入社試験ですか?」
「そういう事、僕は江戸川乱歩、まあ言わなくても分かるだろうけど」
「君が透明人間になったから谷崎くんに筆談で実況してもらうしかなくて大変だったよ」
「す、すいません」
「それで、Aちゃんの事を調べさせてもらったけど、何故だか昨日より前の情報しか出なくてね、それに敦くんは君が私達の事を知っていると言っていた。
それは一体どういう事だろうね。単刀直入に聞こう。Aちゃん、君は何者なんだい?」
「天移者ですかね。それより今度こそ僕探偵社員になったんですよね?」
「ああ、そうだよ、これから宜しくね」
我輩は差し出された手を握る。
「宜しくお願いします」
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作者名:水月
作成日時:2020年2月20日 7時