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贈り物 ページ24

「そういえば・・・ 」
そう言い鏡花は紙袋を持ってくる。
「鏡花ちゃん、どうしたの?」
「冷蔵庫で冷やすようなものだったら・・・ 」
「ああ、大丈夫だよ、その中身、常温でも大丈夫なやつだから」
「リンさんレンさんと買いにいってた物ですね」
「そうだけど、IA、何で知ってたの?」
「外での話はスマホの中でも聞こえるので」
「そうなんだ」
なんだ、だったらIAにスマホの中に戻ってもらっててもこの話は聞かれてたってわけか。
「A、リンとレンって?」
「IAと同じボーカロイドだよ、呼び出そうか?」
「別にいい」
「それで、その二人、あとその時に出会った人達と一緒にこれを買ったんだ」
俺は紙袋からお茶漬けと兎クッキーを取り出す。
二人の背景に花が見える。
「二人がお茶漬けと兎が好きだって聞いてね」
「可愛い」
「でしょ、クッキーが売ってた所の近くにクレープ屋もあったんだ、今度行かない?」
「行く、約束」
「うん、約束ね」
僕達は指切り元万をした。

ボカロヲタクに二言はない!→←敬語


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作者名:水月
作成日時:2020年2月20日 7時

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