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15歳。
日本のインターナショナルスクールに入学し、ジャニーズJrとしての活動も本格的に始めた頃だった。
度々出演させてもらっていた少年倶楽部のリハーサル室では、Jr達がワラワラと集まり、衣装の争奪戦や振り付けの再確認がいたる所で行われていた。
いつもJrにごっそり用意された衣装の中から、毎回自分のサイズに合ったものや小綺麗なものをピックアップして着替えるのだが、私はそれがどうしても苦手だった。
所詮、男の子のために作られた衣装。
自分のサイズに合うものなんてあるはずがないし、靴なんてもってのほかだ。
いつもいちばん小さいサイズの衣装と靴を選ぶようにしていたが、小中学生の小柄な後輩がいれば、綺麗な衣装は思わず譲ってしまう。
ある日の収録、大きなTシャツの衣装を着てステージに出ようとした私は、裏で誘導するスタッフさんに止められた。
スタッフ｢君、女の子でしょ？
その衣装はまずいよ、下着見えそうじゃない｣
｢あ、でも、この衣装しかもう残ってなくて…｣
スタッフ｢だったら悪いけど、君は出てもらえないよ。
うちはNHKだからね、そんな衣装じゃ出せない｣
スタッフさんは、前がはだけて今にも下着が見えてしまいそうな私を、イラついた声で必死に止める。
でも、私だって必死だ。
ろくに仕事も無い中、やっと定期的に出演できるようになった番組なのだから、何としてもステージには立ちたい。
｢でも、社長には出ろって言われてます。
衣装は裏にこれしかありません。
どうやったら出してもらえますか？｣
わたしもスタッフさんも、どんどん語尾が強くなる。
そうこうしている内に出演する曲が迫ってきたが、私たちはお互い譲らない。
タイムリミットになれば、もちろん私の負け。
安田｢A、これ着て出ぇや｣
背後から肩を叩かれ、上半身裸の章ちゃんがTシャツを握って立っていた。
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青(プロフ) - 布由さん» ありがとうございます うちは日本語あんま得意じゃないんでごめんなさい (2018年7月16日 23時) (
レス) id: 971749c1a6 (このIDを非表示/違反報告)
布由(プロフ) - 青さん» ありがとうございます！分かりにくかったですね…。主人公の家から圭人くんの車で圭人くんのマンションまで移動して、車を置いてからタクシーでお店まで行った、という流れです。 (2018年7月5日 7時) (レス) id: 70a19695e6 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - この作品大好きです！42ページのやつって結局タクシーで行っとるんですか？ (2018年7月5日 0時) (レス) id: f8ce159ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布由 | 作成日時：2017年8月11日 0時
