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Sep.2007
圭人の所属するグループのお披露目会見は、次の日のワイドショーを独占し、テレビの画面にはよく見知った顔が10人、まだ幼い笑顔を振り撒いていた。
我が弟分はキョロキョロと緊張で目を泳がせ、他のメンバーたちの真似をするようにカメラを追っていた。
｢デビューかぁ…｣
朝からテレビをつければ何度も流れるその映像。
チャンネルを変えても、『平成JUMP』と書かれた掛け軸を手に並ぶ彼らが映り、私の口からは小さくため息がこぼれた。
…―――ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
マンションエントランスの呼出音に意識を取り戻し、インターホンのモニターに顔を近づける。
そこには眠そうな目で『着いたでー』と言いながらあくびをする、10年来の仲間の姿。
『はいはい』と適当な返事をしてインターホンの接続を切り、オートロックの施錠を解除する。
程なくして玄関からチャイムの音が聞こえ、それに応じるように、私は玄関ドアの二重ロックを開ける。
大倉｢…え、何。
機嫌悪いんか？｣
機嫌が悪いともとれるような、複雑な表情をしていたのだろう。
大倉はめんどくさいのか理由なんてものは聞かず、『アイスさぁ、バニラのとレモンシャーベットどっちがえぇ？』とビニール袋を覗き込みながら廊下をスタスタと歩いていった。
｢どっちでもえぇよ。
忠義好きなほう食べて｣
大倉｢いや、俺どっちも別にいらんねん｣
｢じゃあなんで買ってきてん｣
大倉｢Aが食うかな思って。
なんか新商品っt…
………あぁ。
そうゆうこと｣
大倉はシャーベット用の木のスプーンで、テレビに映る圭人を指さし、ニヤリと笑った。
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青(プロフ) - 布由さん» ありがとうございます うちは日本語あんま得意じゃないんでごめんなさい (2018年7月16日 23時) (
レス) id: 971749c1a6 (このIDを非表示/違反報告)
布由(プロフ) - 青さん» ありがとうございます！分かりにくかったですね…。主人公の家から圭人くんの車で圭人くんのマンションまで移動して、車を置いてからタクシーでお店まで行った、という流れです。 (2018年7月5日 7時) (レス) id: 70a19695e6 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - この作品大好きです！42ページのやつって結局タクシーで行っとるんですか？ (2018年7月5日 0時) (レス) id: f8ce159ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布由 | 作成日時：2017年8月11日 0時
