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｢これからきっと、すごく大変やで。｣
私の言葉に、圭人は声を詰まらせた。
｢あたしもそうやったけど。
圭人は他の子たちよりも経験が浅いし、できひんことも多いと思う。
パパが健一さんってだけで妬まれることもあるやろうし。
それでも圭人が頑張れる自信があるって言うなら、私は全力で応援する｣
そう話す私の目から、彼は一瞬たりとも瞳をそらさない。
｢圭人は私の大事な弟分やから。
圭人が辛くて泣く姿なんて見たくないけど。
でも、ほんまに圭人がやりたいことなら、突き進んでほしいって思う｣
私の話を黙って聞く圭人は、私の思いや希望を、全部は理解していないだろう。
キョトンとした目で相槌を打ち、『うん、がんばる』と呟いて、再度フォークを手にした。
｢デビューはいつなの｣
パスタをキレイに平らげた私たちは、それぞれ紅茶とジャスミンティーをすすりながら、他愛もない話をする。
そして改めてデビューの話を掘り下げる私に、圭人は眉をひそめた。
圭人｢わかんない。
でも、イギリスから帰ってこなきゃ。
The press conference seems to be held next month.
(記者会見が来月開かれるんだって。)｣
｢Next month?!(来月？！)｣
私の声に、圭人はトングで摘んでいた角砂糖をテーブルに落とし、私の顔をちらっと覗いてから指で拾ってカップに沈めた。
圭人｢9月からは日本の学校に通うと思う｣
｢インターナショナル？｣
圭人｢うん、たぶん。
パパがもうTransfer procedure(転校手続き)してるんじゃないかな｣
健一さんも仕事が早いな…！
父親でありジャニーズの先輩でもある健一さんにとっても、圭人がデビューするなんて嬉しいに尽きる報せだろう。
｢イギリスに彼女とかいないの？｣
圭人｢かっ…！い、いないよ！！｣
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青(プロフ) - 布由さん» ありがとうございます うちは日本語あんま得意じゃないんでごめんなさい (2018年7月16日 23時) (
レス) id: 971749c1a6 (このIDを非表示/違反報告)
布由(プロフ) - 青さん» ありがとうございます！分かりにくかったですね…。主人公の家から圭人くんの車で圭人くんのマンションまで移動して、車を置いてからタクシーでお店まで行った、という流れです。 (2018年7月5日 7時) (レス) id: 70a19695e6 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - この作品大好きです！42ページのやつって結局タクシーで行っとるんですか？ (2018年7月5日 0時) (レス) id: f8ce159ddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：布由 | 作成日時：2017年8月11日 0時
