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昼の太陽が眩しい中、レノルは協会の船がこちらに近づくのを見ていた。
いくら自分から行ったとはいえ、これはリッポーにまんまと嵌められたのでは？とも思えてきたのだ。
「……次は何するんだろうねェ。」
生ぬるい潮風に吹かれ、長い前髪が揺れると、普段人目に出ることのないレノルの左眼が陽の光を写した。
普段見えている黄金色の虹彩とは違う淡い水色の虹彩……その眼にもう光が映ることはない。
＿＿＿＿使い物にならないその眼には、12本足の蜘蛛が一匹ぽつんと浮いている。
酷く濁ったその色を隠すようにして、レノルは左眼を覆った。
「これだから海は嫌いなんだよ。…ノア、そろそろ船に乗ろうか。しっかり捕まってて。」
そういうや否や、レノルは立ち上がりその場から高く高く跳躍した。
片手にノアを抱きながらも軽々と跳び、静かに甲板に着地した。
「ご苦労だった、レノル。」
「やっぱり俺は嵌められてたワケだ、アー腹立つ。」
「人聞きの悪いことを言うのは辞めろ。ああ、そう、お前に客が来ているそうだ。」
客人、と聞いて悪寒が走る。
あのクソジジイもう来やがった！と内心焦るが、その客人は飛行船の方にいるようだ。それを聞いてまだ会わなくていいとレノルは安堵の溜息を零した。
「もう試験官はしたくないカナ。」
「おや、適任だと思うが？」
「骨のある奴あんまり居なくてつまらないし、クソジジイに会わないといけなくなるのはもっと面倒だからサ。」
レノルがここまで会いたくないと言う人間はどんな人間だとリッポーは興味を抱き、そのまま安直に尋ねた。
すると、レノルはケロリとしてその名前を言った。
「ヨルテットって奴。たしか本名は…ダリ・ヨルテット……だったカナ？」
あとから聞いた話、この時リッポーはサングラスが割れそうになったと言う。
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如月 昴(プロフ) - 待ってます (2020年12月24日 0時) (
レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 如月 昴さん» コメントありがとうございます〜！いずれ本人も戦う(予定)ので気長に見守ってやってください……() (2020年12月24日 0時) (レス) id: 6c23cea859 (このIDを非表示/違反報告)
如月 昴(プロフ) - 夢主の性格は好きだけど妹にやらせてるのはちょっと、本人にやってほしいな (2020年12月23日 17時) (レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - レイカさん» ありがとうございます(五体投地)頑張ります……！ (2020年5月4日 19時) (レス) id: 6c23cea859 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - え、好きです（唐突）更新頑張って下さい！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: 2f295bf970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪寝子 | 作成日時：2019年11月24日 22時
