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「囚人番号00、出ろ。」
薄暗い檻の中、00と呼ばれた男はニヤリと笑みを浮かべる。看守はそれを不気味に思いながら、檻の鍵を開けた。
檻から先に出たのはまだ10歳の少女。表情と片目の無い顔を看守に向ける。
ひい、と情けない声があがりそうになるがその声を喉の奥に押し込んだ。
「ノア、1人だと危ないよ。」
続け様に出てきた00は、体の至る所からバキボキと音をならし、その長身を伸ばした。
「俺を出したって事はァ、ハンター試験が始まるんだね。」
「認めたくないが…お前も一応ハンターの端くれだろう。会長から直々に所長の補佐をするようにとの御達しだ。」
看守は丁寧に折られた手紙を00に渡すと、その手は宙に舞った。
「言葉には気を付けろ、俺の機嫌が悪くなる。」
看守は叫ぶ暇もなく、ノアと呼ばれた少女により無惨に殺された。
それでもノアは表情ひとつ変えず、ただ人間だったものをグチャグチャと散らかしていく。
「偉いねノア。俺が思った通りだ、完璧だよ。後でご褒美をあげよう、何がいいか考えておいて。」
目線を合わせるように、00…基レノルはしゃがみ頬に着いた血を拭った。
「さあノア、行くよ。もしかしたらクッキーを貰えるかもしれない。」
ノアの小さな手を引き、レノルは薄暗い廊下を歩いていく。
途中、銃を向け牢に戻るように看守に言われたが……その看守はもう頭と体は繋がっていない。
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如月 昴(プロフ) - 待ってます (2020年12月24日 0時) (
レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 如月 昴さん» コメントありがとうございます〜！いずれ本人も戦う(予定)ので気長に見守ってやってください……() (2020年12月24日 0時) (レス) id: 6c23cea859 (このIDを非表示/違反報告)
如月 昴(プロフ) - 夢主の性格は好きだけど妹にやらせてるのはちょっと、本人にやってほしいな (2020年12月23日 17時) (レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - レイカさん» ありがとうございます(五体投地)頑張ります……！ (2020年5月4日 19時) (レス) id: 6c23cea859 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - え、好きです（唐突）更新頑張って下さい！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: 2f295bf970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪寝子 | 作成日時：2019年11月24日 22時
