糸、2本 ページ4
主様が奪った能力で飛ばされたのはとある定食屋。
「……？」
こんな所が試験会場？
ハンター協会ってなんだか不思議。
「お、いらっしゃーい、何にします？」
私の存在に気付いた店主はお決まりの台詞を投げかけた。
主様はここで合言葉を使うと仰っていた。
「…ステーキ定食、弱火でじっくり…お願いします。」
明らかに、店主の顔つきが変わった。
「奥の部屋へどうぞ。」
そして声も変わった。
店主の言う通りに奥の部屋に入るとそこには、じゅうじゅうと音を鳴らすステーキがひとつ置かれていた。
そしてごぅんと動くこの部屋。
「…神よ。この食物を無駄にする私を、どうかお許しください。」
テーブルの上にぽっかり空いた暗黒の穴。
蔓延る無数の手の中に私は皿ごとステーキを放り投げた。
上部の電子板を見上げるとなんと地下96階。
試験会場は地下…。
あと少しで着くだろう。
主様からの命を遂行するなら何でもしよう。
そう心に決めた時
電子的なベルの音と扉が重苦しく開く音がした。
＿＿＿＿
扉の先に出てみると、そこは薄暗い地下トンネル。
先に来ていた受験生は一斉に私を見る。
その視線を振り切って少しだけ進むと
「はい、貴方のナンバープレートです。こちらは胸につけて紛失しないようお願いします。」
緑色の人が155番のプレートを渡してきた。
「…ありがとうございます。」
受け取って胸につける。
それから数歩歩いた先で壁に寄りかかりそのまま腰を下ろした。
そっと目を閉じて神への祈りを捧げる。
…どうか無事に終わりますように。
…ヒソカ様が何もしませんように。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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雪寝子(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» ありがとうございますゥウウウウウウ！！！！ヒソカ×夢主書いててすごく楽しくて……！更新頑張ります！ (2019年3月26日 0時) (
レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！夢主ちゃん可愛いくて可愛いくて……初心な彼女をヒソカがいじって喜んでいるところが大好きです！これからのヒソカと夢主ちゃんとの絡みが楽しみです！(それ以外の方との絡みも大好きですよ) 更新されたらまた飛んで来ますね☆ (2019年3月25日 23時) (レス) id: 7891f007bf (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ヒガンバナさん» ンンンンンンンン(悶)ありがとうございます〜ッッッ！！！！！！！更新頑張ります！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - めっちゃくちゃ！お！も！し！ろ！いいいい！最高です！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 鈴切丸さん» わわわありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪寝子 | 作成日時：2017年12月17日 15時
