糸、11本 ページ13
飛行船から降りてみると、そこは質素な塔だった。
普通の塔と違うのは入口や窓がないこと。
その塔の天辺に受験生は降ろされ、『生きて下まで降りてくること』という試験を課せられた。
入口が無いとすれば、怪しいのは足元…。
しかし降りた先で何か罠があったらと考えると踏み込むことを躊躇してしまう。
その間、他の受験生は悩んでいたりもう塔の中に入ったりと様々だ。
「…ここにしましょう。」
真ん中から少し外れた煉瓦をそっと手で押すと思った通り隠し扉がくるりと回った。
下に罠はない。
降りても大丈夫という事を確信した後に内部に入るとそこには、5人分の腕時計らしきものがあった。
腕時計が置いてある台の前には『多数決の道』と書かれている。
…現在この空間にいるのは私1人。
あとの4人くるまで先に進めない。
主様から仰せつかったヒソカ様の監視役もできないではないか。
ため息を吐きながら腕時計らしきものを手首に通し、天井を見上げる。
ぽろぽろと落ちてくる小石を数えて暇を潰していた。
＿＿＿＿ガコン
隠し扉が開いた音だった。
やっとこの空間に人が来た、と顔を上げるとなんと4人一気に来ていた。
「あ、Aじゃん。」
「あの時のお姉さん！！」
キルアとヒソカ様に1発食らわせた少年が同時に発した。
ああ、どこかで見た顔だと思ったら一次試験の。
「一次試験振りですね。キルア、他の方々も。」
他の御二方には少し警戒されているが、揃った事だから先に進みたい。
4人に腕時計と試験の内容をざっくりと伝えていたら、台の前にあったモニターの電源が入った。
『5人で協力してこの塔から出ること。』
腕時計はタイマーという事と上記の事を伝え、試験官からの通信は途絶えた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 231人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪寝子(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» ありがとうございますゥウウウウウウ！！！！ヒソカ×夢主書いててすごく楽しくて……！更新頑張ります！ (2019年3月26日 0時) (
レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！夢主ちゃん可愛いくて可愛いくて……初心な彼女をヒソカがいじって喜んでいるところが大好きです！これからのヒソカと夢主ちゃんとの絡みが楽しみです！(それ以外の方との絡みも大好きですよ) 更新されたらまた飛んで来ますね☆ (2019年3月25日 23時) (レス) id: 7891f007bf (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ヒガンバナさん» ンンンンンンンン(悶)ありがとうございます〜ッッッ！！！！！！！更新頑張ります！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - めっちゃくちゃ！お！も！し！ろ！いいいい！最高です！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 鈴切丸さん» わわわありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪寝子 | 作成日時：2017年12月17日 15時
