糸、5本 ページ7
＿＿＿＿あれからどの位走ったか。
終わりが見えない地下トンネルは受験者に同じ景色を見せ続ける。
体力的には問題無いけれど、流石に飽きてしまう。
キルアもどこかに行ってしまったし、1人で走る他ない。
ヒソカ様の方に行こうかとも考えたが、何をされるか分からない。
『ならば1人で走った方が楽だ』と結論付けた。
体力が底を尽きて壁に寄りかかっている方々に神の御加護があらんことを。と心の中で呟きながら先頭集団に続く。
走っていると、やっと景色が変わった。
と言っても、壁ではなく床が変わった。
地上への階段からは光が差していて、受験者を迎えている様に伺えるが、その反面、受験者をもっと振り落とすための物にも伺える。
後方集団の方々に頑張ってくださいと心で呟き、少しだけスピードを上げた。
途中、上裸の方を見かけたのは気の所為だと信じたい。
ふ、と横を見てみるとそこにはなんとヒソカ様。
いつもの貼り付けたような笑みが覗いていた。
「やぁA♡Aもハンターになりたかったのかい？♣」
「いいえ、主様からのご命令です。」
「クロロから…♤どんな命令をされたんだい？」
「…ヒソカ様を見張っていろ、との事です。」
ヒソカ様は一瞬驚いたような顔をしたが、それはすぐに消え、くつくつと喉を鳴らした。
「へぇ…くくっ、君に見張られるの、悪くないかも♡精々頑張りなよ。」
ぽん、と頭に乗せられた白い手。
異様に冷たいその手で、ヒソカ様は何人殺したのだろう。
「…はい。」
考えても無駄だと判断した私はすぐさまその疑問をかき消した。
「その命令だと試験中はボクと行動する事になりそうだけど、Aはそれでいいかい？」
「はい、主様からのご命令ですので。」
本当は、ヒソカ様が苦手だ。
主様と戦いたいのか、ずっとその時を旅団に入って狙っている。
私にも、会ったらいきなり殺気やトランプを飛ばしたり。
何よりオーラが苦手だ。
べったりと粘つく様なオーラが。
今でも私に向けて発せられている。
そのオーラに耐えて走っていたら、出口は目の前。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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雪寝子(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» ありがとうございますゥウウウウウウ！！！！ヒソカ×夢主書いててすごく楽しくて……！更新頑張ります！ (2019年3月26日 0時) (
レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！夢主ちゃん可愛いくて可愛いくて……初心な彼女をヒソカがいじって喜んでいるところが大好きです！これからのヒソカと夢主ちゃんとの絡みが楽しみです！(それ以外の方との絡みも大好きですよ) 更新されたらまた飛んで来ますね☆ (2019年3月25日 23時) (レス) id: 7891f007bf (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ヒガンバナさん» ンンンンンンンン(悶)ありがとうございます〜ッッッ！！！！！！！更新頑張ります！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - めっちゃくちゃ！お！も！し！ろ！いいいい！最高です！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 鈴切丸さん» わわわありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪寝子 | 作成日時：2017年12月17日 15時
