糸、37本 ページ43
＿＿＿＿
試験最終日、完全に回復しハンター協会の船を待つ。
あれからヒソカ様に1点分のプレートを渡し、(顔を合わせにくかった為)別行動を取っていたのだ。
ヒソカ様から受け取った3点分のプレートを片手に、ただ呆と水平線を眺めていた。
「あ、Aじゃん。」
癖毛の銀髪を潮風に靡かせて手を振るキルアにどうも、と軽く頭を下げた。
「試験…どうだった？」
「大変でした、色々と。」
目を丸くするキルアを尻目に小さく溜息が漏れる。＿＿＿＿どうして私はあんな事をしたのだ、と。
確かに手の甲にキスをするくらい過去にやった事はあったのだ。祝福が訪れるように、と。
けれど当時の相手は困り事や懺悔をしに来た国民。ヒソカ様の様に特に理由もない人にはやらないもの……
「(…いつもの様に聞いていない振りをしていれば良かったものを。)」
鮮明に脳裡に映るあの時の事。
未だに残るあの夜の感触＿＿＿＿。
「(いけない、これは抱いてはいけない
「A？おーい、大丈夫かー？」
「＿＿＿＿ぁ。」
しまった、また考え込んでいた。
考えないようにキルアを見遣ると、視界の奥に見慣れ過ぎた赤髪がみえた。
「〜ッ」
ヒソカ様は私に気付くとにっこり笑って手を振ってきた。…思わず目を逸らしてしまう。
「と、所でキルアのターゲットは何方だったのです？」
話を逸らす様にキルアにターゲットの話を聞いてみる事にしたのだが、これもこれで中々面白い話だった。
シノビが狙っていたからわざと別のプレートとすり替えて遠くに投げた、それ以降はずっと暇だった、と言う。
それから沢山話をしていると、ハンター協会の船が砂浜に停泊した。
一週間振りになるナビゲーターにプレートを見せ、船に乗り込むがゴン達が居ないことに気付いた。
「ゴン達は来るでしょうか…。」
「あいつらならきっと来るぜ。心配すんなって。」
少し心配そうなキルアとまた話し込んで、数十分後にゴン達が到着し2人で喜んだのはまた別の話にしましょう。
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雪寝子(プロフ) - たぬぽこ//tanupokoさん» ありがとうございますゥウウウウウウ！！！！ヒソカ×夢主書いててすごく楽しくて……！更新頑張ります！ (2019年3月26日 0時) (
レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
たぬぽこ//tanupoko(プロフ) - コメント失礼します！夢主ちゃん可愛いくて可愛いくて……初心な彼女をヒソカがいじって喜んでいるところが大好きです！これからのヒソカと夢主ちゃんとの絡みが楽しみです！(それ以外の方との絡みも大好きですよ) 更新されたらまた飛んで来ますね☆ (2019年3月25日 23時) (レス) id: 7891f007bf (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ヒガンバナさん» ンンンンンンンン(悶)ありがとうございます〜ッッッ！！！！！！！更新頑張ります！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - めっちゃくちゃ！お！も！し！ろ！いいいい！最高です！更新を楽しみにしています！頑張ってください！ (2019年3月23日 15時) (レス) id: 5d73287e24 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 鈴切丸さん» わわわありがとうございます〜！更新頑張ります！ (2019年1月13日 14時) (レス) id: 51730a8f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪寝子 | 作成日時：2017年12月17日 15時
