二節 金髪蒼眼 ページ47
｢みっ、壬生馬に��じゃないか！なんでヨコハマに？｣
正直、動揺が隠せない。
米国にいたはずなのに、何故弟達がここにいるのか。
壬生｢いやァ、仕事の都合で日本に帰ることになってね。｣
��｢日本に帰るならA兄さんの所がいいって話になったの。｣
なー、と壬生馬は��の頭をわしゃわしゃと撫でたが��はその手を払い除けた。
西｢��、見ねぇうちにでかくなったな。壬生馬は今年で成人か？｣
壬生｢西村さん久しぶりっす！今年で20歳ですよ〜！祝ってくれてもいいんですよ〜！｣
��｢壬生馬兄さん、うるさい。｣
西村くんはこの2人が幼い頃よく家に来て2人の遊び相手をしてくれていた。
殆どが推理ゲームだったらしいが。
｢と、とりあえずギルドの人を探さないと。2人、米国の人とか見てない？｣
2人は目を合わせて首を横に振った。
��｢あ、米国の人かはわかんないけど金髪蒼眼の女の子は見たよ。歳は…僕と同じかちょっと下かな。｣
ギルドでは無いなと確信する。
ギルドには��と同い年か年下の子は居ない筈だから。
｢そっか…あ、��。お前前髪切ろう？眼に入りそうで兄さん心配。｣
��｢…いつか切る。｣
前髪を少し撫で、敦くん達が消えた所をまた見る。
変わりはないが、其処に異能で出来た空間があるのだろうか。
｢あー、リンタロー何処に行ったのかしら。｣
背後から聞こえた幼い声。
懐かしい数年前の声。
��｢あ、あの子だよ。なんか見覚えある人と歩いてたんだ。｣
後ろを振り返れば金髪蒼眼の少女。
ふと、目が合ったその少女は満面の笑みで名前を呼ぶ。
エリ｢あーっ！アリシマじゃない！！｣
＿＿＿＿あの頃と変わらないエリスちゃん。
｢エリスちゃん久しぶり。はぐれたの？｣
エリスちゃんと同じ位の目線になるようにしゃがむ。
エリ｢はぐれたと言うよりリンタローが消えたの！｣
｢先生が？｣
まさか、敦くん達と同じ様に閉じ込められてしまったのか？
可能性は０では無い。
｢そっか、じゃあ先生が見つかるまで一緒にいようか。｣
うんっ！と元気よく返事をしたエリスちゃん。
彼女と居れば100％先生と会える。
大きな期待が口元を緩ませた。
終わり
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ユズナ(プロフ) - あ、ごめんなさい。まだ更新されるまえだったのでわからなくて聞きました。次の話でわかるようになってたんですね。早とちりしてしまいすみませんでした (2016年12月25日 4時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ユズナさん» 本編に書いた通りです…！リアルの世界で眠っているのが大体どの位か分からないので長くなく短くない(？)１日半にしました；； (2016年12月25日 1時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ(プロフ) - どうして1日半も…？ (2016年12月25日 0時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 修正しました！；；ご指摘ありがとうございます！！ (2016年8月25日 19時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
犬鷲(プロフ) - 夜叉白雪に姫がついてますよ！ (2016年8月25日 18時) (レス) id: 32299e971f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪寝子 | 作成日時：2016年7月25日 19時
