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四節 尾行 ページ36

探偵社へ戻る道中、クレープを頬張る。

「んー、美味い!」

定番のチョコバナナクレープを一口食べて舌鼓。

西「街を歩きながら食うのもいいかもなァ。十津川 は食わねぇのか?」

クレープを食べているのは自分と西村くんで十津川さんは食べていない。


十「いらねぇよんなモン。お前等こそよく食えるな。」

「甘いものは別腹ってやつです。…あれ、敦くんじゃないですか?」


前方に敦くんと鏡花ちゃんらしき後ろ姿が見えた

二人とも楽しそうな感じ、よかったね鏡花ちゃん。と心の中で呟く

彼女の瞳は恐ろしい位に冷たかった。

自分はあの瞳が嫌いだ。

西「おー、敦だな。なァ、後つけてやろうぜ?アイツ、ちょっと挙動不審だし見物だぜ?」

十「西村…お前は…?敦の隣に居るのは誰だ?」

…しまった

「え、えーと…」

西「それについては後だ。つければ分かるぞ」

西村くんは1人でも行く気なのか2人に気付かれない距離を保って歩いていく。

「はぁ…十津川さん、行きましょう」

十「ああ…」


西村くんを追って2人の後をつける。


しばらく歩いて着いたのはゲームセンター。


「敦くんもこういうところ来るんだね。ちょっと以外。」

西「行きたい、と言ったのは鏡花だろ。」


『鏡花』

十「鏡花…だと?」


その一言で十津川さんは蒸していた煙草を落とした。


「十津川さん、逮捕はしないで下さいね。」

「彼女は泉 鏡花ちゃん、知っての通り35人殺しです。」


新しい煙草に火を点ける十津川さんは動揺してる様に見えた。

「訳あって探偵社で預かってます、本人はもう1人も殺したくないと言ってます…」

言葉が出てこない。


十津川さんから目を逸らし、俯いて話していると頭にぽん、と手が置かれた。


十「逮捕はしてぇが、本人がそう言っているし何より1番逮捕されるべきはマフィアの首領だ。幼子に人殺しの任務を与えるんだからな。」


『話せば分かってくれる』


確かにそうだったね西村くん。


西村くんと目を合わせると

だろう?

とでも言っているような顔をしていた。

五節 黒の畏怖→←三節 愛妻家


ラッキーカラー

あずきいろ


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ユズナ(プロフ) - あ、ごめんなさい。まだ更新されるまえだったのでわからなくて聞きました。次の話でわかるようになってたんですね。早とちりしてしまいすみませんでした (2016年12月25日 4時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ユズナさん» 本編に書いた通りです…!リアルの世界で眠っているのが大体どの位か分からないので長くなく短くない(?)1日半にしました;; (2016年12月25日 1時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ(プロフ) - どうして1日半も…? (2016年12月25日 0時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 修正しました!;;ご指摘ありがとうございます!! (2016年8月25日 19時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
犬鷲(プロフ) - 夜叉白雪に姫がついてますよ! (2016年8月25日 18時) (レス) id: 32299e971f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪寝子 | 作成日時:2016年7月25日 19時

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