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一節 お小遣い ページ33

「おはよう鏡花ちゃん。気分はどう?痛いところとか無い?」


その問い掛けに鏡花ちゃんは首を振って小さな声で大丈夫、と呟いた。

「そっか、よかったよかった。((ニコ」


ベットの横の椅子に座りながら彼女の頭を撫でる。

さらさらとした黒髪がとても綺麗。


国「目が醒めたか。娘、黒幕の名を吐け。」

敦「ちょっと国木田さん!いきなりそんな…」


自分の居る反対側に国木田くんと敦くん。

国木田くんはまだ警戒してるみたい

国「マフィアの部隊は蛇と同じだ。頭を潰さん限り進み続ける。答えろ、お前の上は誰だ。」

「ちょっと国木田く…「橘堂の湯豆腐」ん?」

幼い子にそんな…と言おうとしたが、鏡花ちゃんが言葉を発した。

敦「へ?とうふ…?」

鏡「美味しい」

国「食わせろ、という事か?」

橘堂の湯豆腐は確かに美味しいけど…

鏡「食べたら話す」

そう言うと敦くんは笑った

敦「なあんだ、いいよその位。」

「おー、敦くん優しいね。良かったね鏡花ちゃん、敦くんが奢ってくれるって((ニコ」


また鏡花ちゃんの頭を撫でると彼女は目を細めて少し嬉しそうにしていた。


国「……」

国木田くんの今の顔、写真撮りたい

敦「…え?」

「敦くん、少しで悪いけどお小遣いあげるよ…あまり無理しないでね。」


財布から5千円と1000円札を3枚程取った。


敦「い、いやいや!!悪いですって!」

「そう言わずに、ね。はい((ニコ」

国「貰っておけ敦。後で後悔しないようにな。」


国木田くんの一言もあり、敦くんは貰ってくれた。


与「橘堂ってあの橘堂かい?敦も太っ腹だねェ」

「そうだね、お小遣いあれで足りるかなぁ…もう少し渡しとけば良かったかな…」


窓を見ると敦くんと国木田くん、鏡花ちゃんが歩いていた。

橘堂ってかなりの高級料亭だよ、敦くん。

と遠ざかっていく彼の背中にそっと呟いた。


ーーーーーーーーーーー
更新遅れてすみません!!

二節 昼時→←第四章 Rabbit girl and tiger boy.


ラッキーカラー

あずきいろ


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ユズナ(プロフ) - あ、ごめんなさい。まだ更新されるまえだったのでわからなくて聞きました。次の話でわかるようになってたんですね。早とちりしてしまいすみませんでした (2016年12月25日 4時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ユズナさん» 本編に書いた通りです…!リアルの世界で眠っているのが大体どの位か分からないので長くなく短くない(?)1日半にしました;; (2016年12月25日 1時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ(プロフ) - どうして1日半も…? (2016年12月25日 0時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 修正しました!;;ご指摘ありがとうございます!! (2016年8月25日 19時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
犬鷲(プロフ) - 夜叉白雪に姫がついてますよ! (2016年8月25日 18時) (レス) id: 32299e971f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪寝子 | 作成日時:2016年7月25日 19時

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