九節 証拠 ページ19
箕「くっ、ははは!!」
箕浦刑事は笑い出した。部下が人殺しをする筈が無いと。
西「変な現実逃避だなァ。杉本巡査が害者を殺した。」
西村くんは妖しく嗤いながら乱歩さんと同じ結論を口にする。
箕「莫迦を言え!大体こんな近くに都合よく犯人が居るなど…」
十「犯人だからこそ、現場に居たがる。箕浦、お前の上司は何を教えた。」
箕「と、十津川警部まで!!」
十津川さんがまた煙草を蒸す。
自分もそんな事を吹き込まれてたなぁ。
乱「それに言わなかったっけ?『何処に証拠があるかも判る』って。」
乱「拳銃貸して。」
と、容疑者である杉本に要求する。
杉「ば、莫迦言わないで下さい!一般人に官給の拳銃を渡したりしたら減棒じゃすみませんよ!」
箕「その通りだ。何を言い出すかと思えば…探偵って奴は口先だけの阿呆なのか?」
隣で溜息をつくのが聞こえた。
西「あのなぁ、此処に本庁の警部サマが居るんだぜ?俺らに見せられないなら警部に見せりゃいいだろうが。」
十「ということだ。拳銃、調べさせてもらう。」
杉「っ…!!」
箕「杉本、警部がそこまで言うんだ。見せてやれ。」
杉本巡査は黙っているだけ。
箕「お、おい。杉本何を黙っている…」
乱「彼は今考えてる筈だよ。減った3発分の銃弾について、どう説明するかね。」
箕浦刑事はお前が犯人のはずが無い!と銃を渡すことを促す。
____カチッ
「…拙い。西村くん!乱歩さん!離れて!!!」
杉本巡査は銃口を二人に向けた
能力を使うか?いや、それで暴発されたら困る。
太「行け敦くん!!」
「は…」
敦「え!?」
どん、と背中を押され(物理的)巡査の後ろへ。
そして銃を上に向ける
ぱあん!!!!
銃弾は空高くにうち上がった。
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ユズナ(プロフ) - あ、ごめんなさい。まだ更新されるまえだったのでわからなくて聞きました。次の話でわかるようになってたんですね。早とちりしてしまいすみませんでした (2016年12月25日 4時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ユズナさん» 本編に書いた通りです…!リアルの世界で眠っているのが大体どの位か分からないので長くなく短くない(?)1日半にしました;; (2016年12月25日 1時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ(プロフ) - どうして1日半も…? (2016年12月25日 0時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 修正しました!;;ご指摘ありがとうございます!! (2016年8月25日 19時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
犬鷲(プロフ) - 夜叉白雪に姫がついてますよ! (2016年8月25日 18時) (レス) id: 32299e971f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪寝子 | 作成日時:2016年7月25日 19時