眼球異常愛好医【文スト】

八節 犯人捜し ページ18

太宰｢Aさん♪｣

｢わ、わ、太宰くんじゃないか。びっくりしたぁ。｣

太宰くんが無事に引き上げられ、詳しい事を聞いて、自分の方へと来た。


乱｢有島ぁ！終わった？｣

続いて乱歩さんと敦くんも来る


｢終わりましたよ。報告するので西村くんと十津川さん呼んできて下さい。｣


敦くんは足早に二人を呼びに行く。


あ、敦くんに十津川さんの紹介してない。


西｢Aー、どうだったんだ。｣


｢うん、それがね。この人、死んだ後に二発撃たれてる。｣


十｢酷い奴が居たもんだ。｣

西｢胸に三発と聞いてたが、マフィアじゃねぇな。顎が破壊されてない。｣


乱｢あぁれ？京太郎まだ犯人解ってないの？｣


西｢莫ァ迦。俺はもう解った。未だ報告の途中だ。黙ってきけ。｣


あれ、なら自分の検視の意味は…？



｢ま、まあまあ。で、続きだけど。弾痕から推測するに38経口.38スペシャル弾…敦くん、これがなんだかわかる？｣


眼鏡を押し上げながら敦くんに問う。


敦｢へっ？！あ、えと、……｣


十｢日本警察、官給の拳銃だ。｣


十津川さんは呆れながら小声で答えた。


西｢やっぱり。確信した。犯人は彼奴か。乱歩は解ったか？｣


乱｢ふふん、解るも何も僕の異能さえあれば10秒もしないうちに解決できるさ！｣


自分達の後ろには箕浦刑事と杉本巡査が立って、会話を聞いている。


箕｢解った様だなぁ、二人の結論を聞かせてもらおう。｣


箕浦刑事がそう言うや否や乱歩さんは懐から眼鏡を取り出し能力を発動させた。


乱｢なるほど…｣

箕｢犯人が解ったのか。くくっ、どんなこじつけが出るやら…犯人は誰だ。｣




全ての真相が解った、その瞬間。




乱｢犯人は君だ。｣





乱歩さんは杉本巡査に指を指した。

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