原石、16こ。 ページ39
ビルの屋上を走ってついたのはとあるホテル。
ホテルの屋上に身を寄せていると入口から2人の人影が勢いよく出ていった
ウヴォーとクラピカくんだ。
何処へ行くんだろう、とまた後をつける。
走って数10分。
ついたのは誰もいない荒野。
なるほど、ここなら被害も少なく誰にも知られない。
2人は荒野の窪地に対峙していた、
僕はそれを見守るように高い所で身を潜めた。
かなり離れているので声は聴こえないが、いまの現状は少々優勢。
ウヴォーが砂埃をたて、目くらましをしたが、クラピカくんは砂埃の僅かな揺らぎで場所を特定、ガード。
凄い観察眼だけど、腕はバキバキに折れている筈。
｢っ！治癒能力…？鎖で能力が違うのか…｣
鎖の先端が患部に触れた途端、その腕は元通りの腕へ。
…何処か変だ。
あのクラピカくんがそうやすやすと攻撃の機会を与えるか？
……
｢まさか！っ……！鎖っ｣
凝をして見るとウヴォーの体には鎖が巻きついていた。
いつもなら簡単に鎖をちぎって反撃するのに、今は反撃していない。
っ、そもそも纏ができないのか
纏っているはずのオーラがない。
あの鎖にはそんな能力も…？！
柄にもない考え事をしているとクラピカくんはウヴォーを殴っていた。
纏をしていないウヴォーと纏をして殴るクラピカくん。
いくらウヴォーでもこれは大きなダメージになる…
何か話している？
クラ｢…ふ…い…！な………る？！｣
ウ｢…こ……せ。｣
質問しているように聞こえる、それに答えないウヴォーと言ったところかな。
それにイラついたのか、クラピカくんは鎖をウヴォーに刺した。
｢…っは？｣
すこしして、ウヴォーは血を吐きながら倒れた。
｢……ウヴォー…？｣
何があったのか分からない。
2人のところに飛び降りて近くによる。
クラ｢さっきから見ていたな。貴様は誰だ。｣
ウヴォーは動かない。
ウヴォーは冷たい。
ウヴォーは笑わない。
ウヴォーは僕の名前を呼んでくれない
嗚呼、ウヴォーは
大切な僕の家族が。
味わいたくなかったこの悲しみ。
視界がゆらゆらと揺れる。
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪寝子(プロフ) - メガネっ娘さん» ありがとうございます！パクノダお母さぁあああん！((はっ…デメちゃんでした…教えて下さりありがとうございます！更新頑張ります！ (2016年8月31日 17時) (
レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
メガネっ娘 - すごく面白いです！パクノダお母さぁぁァァん！！あと、しずくの掃除機は「ギョロちゃん」ではなく、「デメちゃん」ではありませんか？(間違っていたらすみません！)更新頑張ってください！応援しています！ (2016年8月31日 15時) (レス) id: a7007edadf (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 旅団LOVEさん» ありがとうございます！(*^^*) (2016年5月4日 23時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
旅団LOVE - 相変わらず面白いです(*^^*) (2016年5月4日 23時) (レス) id: 4501a61984 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年5月3日 20時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪寝子 | 作成日時：2016年4月9日 21時
