心の花に..ふわり。無垢の羽根(jumpxjump)無垢の羽根シリーズ(３)

＝ぶらっく・１３＝ ページ33

「ああ、マジなんだ。
　なぁ＿＿照ってすごいだろ。
　正真正銘のキューピットなんだ。
　すごいんだぜ、照の腕前。
　いのっち先生のお墨付きなんだ。」


「うう〜〜。。いやいやだからさ〜
　いのっち先生ってだれよ！？
　まだ頭の中ぐちゃぐちゃだ〜。」


「だから、キューピットの先生。
　お師匠さんなんだよ、照の。
　すっごい天使の微笑でさ
　標的のハートを射抜くんだよ
　マジ怖ぇんだ。」


「こわっっ。」


「だろ。
　照は、人と天使のハーフの子だけど
　能力は両親天使の奴より上なんだぜ。
　優秀なキューピットなんだ、照は。」


「そっか。、、なぁ、めめ。」


「なに、先輩。」


「...ほんとのほんとーに、
　めめは、大黒さまのちょ〜孫で、
　オレに逢うためにおっきくなった・・」


「ああ、そうだ。先輩を堕とす為..
　この下界で、先輩と恋する為に
　俺は来たんだ。なぁ、先輩＿＿」




スラッと背の高いめめが

腰を曲げ、オレに近付き屈んで

真剣な目で言う、言った。



「先輩の彼氏になりたいんだ＿＿＿」







かぁぁぁぁーって体が熱くなる。

マンガみたいっ。

ドラマみたいっ。

眩しくて、胸が苦しくて

体が震える、心がふわふわする。




「め、、めめめっ・・ちょ＿＿
　な、何言って＿何言ってんだよ
　は。。はずっ。はずぃぃっ
　はずすぎるっ。。だ。だめだ。
　お、おれ、か帰るっっ。」



バッとベッドを降り、
　
一歩足を踏み出そうとした、おれ。



でも、やっぱし、なんだか

ふわふわしちゃって、ぐるぐるしちゃって。。

くらっと＿＿よろけた、、はぁぁ。



「ひゃわゎっっ」


「先輩、あぶないっ！」

＝ぶらっく・１４＝→←＝ぶらっく・１２＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す