心の花に..ふわり。無垢の羽根(jumpxjump)無垢の羽根シリーズ(３)

＝ぶらっく・６＝ ページ26

「、、照か・・＿＿＿」


ボソッと呟くオレの顔を

ジッと見ながら慧ちゃんは

ぴっと時計を指さす


「ね、大介ちゃんほら〜
　早くしないとお休みじかん
　おわっちゃうよぉ〜。」


「っと。。ほんとだ！
　早く借りにいかにゃー。」



オレは猛ダッシュで照の教室へ！！



って、はぁぁ、オレってほんと

お・ば・か・さ・ん♡



あのコト、すっかり忘れて

照のクラスの前へ。



ほんとオレって、脳みそがＮＯっ！


１年２組のドアのトコで

「お〜〜い、ひ〜か〜〜」って言ってる時

思い出したのよ。



あ゛！！ここって、このクラスって

めめのクラスじゃね！？ってさ・・



つか、もう遅かった＿＿＿。



すらーっとしたイケメンの風が吹いて

かっこいーのがオレに近付いた。



昨日の事なんて、何でもなかったみたいに

なんもなかったみたいに

ニッコリ笑って言った。


「どーしたセンパイ。また忘れたの？
　ジャージ、俺の貸そうか？」


「あ。。め、、め。めめ・・」


「ふふ。ほら、早くしないと
　着替える時間なくなるよ。
　ほら、どーぞ俺の貸してやるよ。」


「あ。。ぅ、ぅん。ありが、と。」




＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿


そうしてオレは、またいつの間にか

教室へ戻り、ジャージに着替え

ただいま体育のまっさいちゅー。



・・めめ。

めめは、ふつーだった。

何てことないみたいに

ふつーだった。



あれは夢？幻？

それともオレ、からかわれたのか・・。



あ。そう、そうだ。

めめは、クールが売りだった。




でも＿＿でもさ、もっと・・

もうちょっと。



すこしぐらい、ドキマギしてほしかった。

照れるとかさ、ドキドキしてほしかった。


なんだよ、、オレばっかじゃん＿＿＿。




「う゛〜〜、、あ゛〜〜〜。。」



両手を上げ、唸り声をあげたオレに

ちょーどいい感じで飛んできた

バレーボールが＿＿＿＿

べシ――ンッ！！って顔面に

クリティカルヒットした。。




わーわー騒ぐ声が遠退いて

寝不足と何か心のモヤモヤと

とにかく、色んな感情が

ごちゃまぜでオレは気を失った。



きゅーーー((+_+))




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿

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