心の花に..ふわり。無垢の羽根(jumpxjump)無垢の羽根シリーズ(３)

＝先輩・３＝ ページ16

「オレの彼女は＿＿ふふふ♪
　６０ｃｍの彼女♡」


「は？？」


「だ〜か〜ら〜、６０ｃｍなんだって♪」


「...え、、先輩って小さい妹居た？」


「ん〜ん、居ない。」


「ですよねぇ〜。。
　と、ゆ〜事は＿＿先輩、ロリコッ＿＿」


「ちっが〜〜〜うっ!!妹でもないし
　子供でもなくってっ。違うんだって
　もぉ〜、オレの可愛い彼女は、ふふ。
　オレの嫁〜だっ。ほれ♡」


「んん？？」


ジャンっと差し出した携帯画面を

まじまじと見る、俺。



そこには、画面いっぱいに写る・・

これは、そう＿＿アニメ顔の人形？



きゅるるん。としたポーズをとってる。

いや、とらされている＿＿人形だ。



「え、、先輩＿＿人形？？」


「人形って言うなっ！
　オレの可愛い彼女ちゃんだぞっ。
　な、めめ。めめ、可愛いべ？」


「かっ＿＿わいいけどー・・え？
　へぇー＿＿そ、そっか。コレ。
　コレが、彼女。」


「おいっ。コレって言うなっ！
　お前、オレの彼女にシツレーだぞっ。」


「あ。。さーせん。」


「さーせんって！！
　お前、反省してないだろっ。
　オレの方が、パイセンだぞっ。
　この、めめめっ。。」


「＿＿ふふ。。くくくっ・・」


「むっ。。
　何が可笑しいんだ、めめっ。」


「いや、何でも＿＿ふふ。」


「ったく。。なんだよさ〜〜。
　ニヤニヤ、バカにしやがってっ。」


「＿＿ふふふ。
　別に、バカにしてないっすよ。
　ただちょっと＿＿ふふ。」




＿＿＿いきなりの安堵感。




帰り道の天国から、地獄へ堕ちて・・

それからまた天国に戻って来た

俺の周りには、パタパタ天使が飛んでいる。




そうそう、今日レジのトコ居た、あの子。

裕翔さんが連れて来た

天使みたいに可愛い子『涼ちゃん』。




天使がパタパタ飛んで

俺を祝福しているな〜、、なんて。



はぁ〜、あっぶねぇ。マジ焦った。



つーか、な〜んだ。

俺のライバルは

６０ｃｍの彼女なのだ。




と、安堵しながらも＿＿

果たして・・俺とは正反対の

小さくてきゅるるん可愛い

６０ｃｍの彼女に勝てるだろうか。



一縷の望みは＿＿ある？ない？




「ふふふ＿＿＿」


ニマニマ笑ってる俺を見ながら先輩は

頬をぷくー。っとさせ、もじょもじょ。


「んっで、、めめは？
　笑ってないで教えろよっ。
　めめは何で、バイトしてんの？
　何か目標ある？オレも言ったんだし
　教えろってっ！」

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