心の花に..ふわり。無垢の羽根(jumpxjump)無垢の羽根シリーズ(３)

＝先輩・２＝ ページ15

「彼女のために、働いてんだっ。
　てへへ♪」

「え＿＿＿っ。」


＿＿ヤバいな、焦った方が、いいんじゃ..


「え、、ちょ＿＿な、何、先輩
　彼女居んの？」

「うんっ♪」


先輩はニコニコ笑って、頷いた＿＿。


＿＿＿マジかよ。＿＿＿




楽しいはずのバイトの帰り道。

いつも、駅まで歩くこの時間を

俺は、楽しみに＿＿大切にしていた。

どんどん先輩を知る事が出来る、

この時間を＿＿＿。




あ〜〜、マジか・・。

先にそれとなく聞いときゃよかった。




こんなにハマりにハマってから＿＿

後戻り出来なくなってから

聞く事になるなんて。





「めめ、お〜ぃ。どしたー。」


俯いて無口になった俺に

先輩の無邪気な声。



「＿＿無邪気かよ。。」


「ん？？な〜に、どーしためめ。
　あ、、もしかして〜〜。」

無邪気な先輩は、俺を肘で

つんつく。しながら


「このこの、めめめぇ〜〜。
　もしかして、俺に彼女居て
　負けた〜って思ったん？もぉ〜
　このこのっ、心がせめぇーぞっ。」



「違＿＿っ。
　負けたとかじゃなく・・」


「ふ・ふ・ふ。オレの彼女さ〜
　お金掛かるんだよねぇ〜。服とか
　小物とか、新作出たらプレゼント
　したいしさ〜。」


「ちょ＿＿金、掛かるって。。
　ちょっと先輩、それってさ
　騙されてるとかじゃっ。」


「だまされ＿＿て、ないない。
　違うんだって。と、ゆ〜か
　めめってさ＿＿」


「何っすか。」


「うん。めめって、そないに
　イケメンなのに―..居ないの？
　彼女、居ないの？」


「...居ねーっすよ。」


「へぇぇ〜〜、そうなんだ。
　すっげ〜〜。」


「すっげーって、何っス？？」


「う〜ん。と、ゆ〜か・・
　めめは、どーして男子校に居るの？」


「はぁ？？いいでしょ、
　男子校に居てもっ。」


「んー、いいけど〜。でもさ、
　ねぇねぇ、なんで、なんでー。
　なんで、彼女作んないの〜？」


「何でって＿＿っ、、別にいいでしょ。
　それよりも、先輩、ぜってぇぇ
　騙されてるって。その彼女にっ！」


「ふふ＿＿ふふふふ。」


「何で、笑ってんの？」


「ふふ。だから違うんだってっ。
　オレの彼女は＿＿＿」

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