心の花に..ふわり。無垢の羽根(jumpxjump)無垢の羽根シリーズ(３)

＝えんじぇる・１１＝ ページ12

「涼介は、あの番組好きなんだね。」


「はい、大好きなんですよ〜。
　夕方の放送も観て、あと録画したやつも
　観て。いつも観てるんです涼ちゃん。」


「ふふふ＿本当に楽しそうに踊ってるなぁ。
　覚えちゃってるんだね、ダンスも歌も。」


「もぉ〜〜そうなんですよぉ〜。
　うちの子、天才で〜〜♪」


「ふふふ＿＿本当だ。＿＿っと、、
　お、光の心音が聞こえて来たな。
　さ、ご飯だ、ご飯だ〜。」


「くくく＿＿ちょっと宏太さんってば
　父さんの事、好き過ぎですよ〜〜。
　足音って言うならまだしも、、
　心音って！」


「ふ・ふ・ふ。まぁね。裕翔君と涼介に
　負けないぐらい、愛し合っているからね
　私たちは♪」


「も〜〜、ラブラブだなぁ。
　また宏太さんに当てられちゃうなー。
　ふふ＿＿っと、さ〜て涼ちゃん〜
　ご飯にしますよ〜。」


「あ〜〜ぃ♪」








＿＿＿好き、愛してる・・。

好きの気持ち、愛する気持ち。

色んな意味のある言葉、気持ち。



その対象は様々で、色んな気持ちになる。




親友の愛、親子の愛、恋人、伴侶＿＿

アイって、あいって、愛って、様々だ。

色んな形がある＿＿＿。




俺の、涼ちゃんへの愛は＿＿父性愛。



可愛くて、可愛くて仕方が無い。

守りたい、大切にしたい。



腕の中で優しく包み込んで

温かく朗らかに、幸せに暮らしてもらいたい。



辛い事、悲しい事がないよう、ずっと＿＿＿。




でも・・。でも、涼ちゃんは＿＿？


涼ちゃんは、どうなのかな？



ヤキモチを焼いてくれて嬉しいけど..

でもいつの日か、その気持ちが

無くなってしまう日が来るのかな。

来てしまうのかな＿＿。



それは、とても悲しい事。



でも、涼ちゃんが笑顔で居てくれればいい。

それでいい。いいんだ＿＿＿。



「ほ〜ら、涼ちゃん。
　テレビはまた後で〜。お椅子座ってー。
　ね、ご飯の後、苺あるよ〜。」



「ぅきゃ〜〜〜♪
　ゆと、だぃすきぃー♡」





俺は＿＿＿

俺は、君の笑顔が、とても大切なんだ。






＝終り＝

ありがとーです！！→←＝えんじぇる・１０＝

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