重要なこと ページ8
ルシア「 サムったら心配ばっかり 」
サム「 ルシアは必ずどっかが抜けてるんだ 、気を付けろよ 」
ルシアを紹介されてから数日後 。
お昼休みに食堂でサラダを食べながら、Aは親しげに話す２人を遠目でぼんやりとただ見つめる事しかできずにいた 。
私は何を話せばいいんだろう 、
この2人の間に割って入っていくことなんて出来なかった 。
かつては自分に向けられていた" 心配 " は、もうとっくに彼女のもののように感じたのだ 。
はあ、とため息をついてサラダをつつく 。
キャプテン「 A 、大丈夫かい ？ 」
陽気に声をかけてくれたのはキャプテンだった 。
A「 ん 、なんでもないの 」
そう言って誤魔化すように微笑むと " そうか "と隣の席に座った 。
私も 、ルシアのように綺麗でフレンドリーで人気者だったらアピールなんてしなくてもサムは私を見てくれたんじゃないか 。
そんな胸が痛む想いが芽生えて、またため息が出る 。
A「 キャプテンはさ 、どうやって格好良くなったの ？ 」
サラダに目線を落としたまま何気ない質問をした 。
キャプテン「 … え ？ 」
すこし戸惑ってから何かを察したようにキャプテンは微笑み、Aの頭を撫でる 。
キャプテン「 いいか 、A 。恋人は外見で決まるものじゃないんだよ 」
俯くAと目を合わせるように覗き込んでゆっくりと話す 。
A「 うん 、分かってる … つもり 。 」
キャプテン「 外見も もちろん大事だけど 、必ずしも内面より重要じゃないってことだ 。 」
A「 そっか … そうだよね ！ 私 頑張るよ ！！ 」
何かを思い立ったように がば っと勢いよく立ち上がるとAはそのままナターシャの元へ走った 。
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りおん(プロフ) - いつもキュンキュンさせてもらってます！これからも頑張ってください！ (2019年11月1日 6時) (
レス) id: 51faeb24f3 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - とても良かったです。この先どうなるのか楽しみです。更新心待ちにしています。頑張って下さいね。 (2019年10月23日 17時) (携帯から) (レス) id: 8256504f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m o k a | 作成日時：2019年10月21日 0時
