紅一点は16人がだいすき！4 (ページ49)

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店「いえいえ、健太をお願いします」

　『こちらこそ、お世話になってます』

健「もういいから行け」

店「こんなツンツンしてますがいいヤツなんで(笑)」

　『はい、知ってます(笑)』

健「おまえよりAの方がけんたのこと知ってるさ」

店「そうかそうか(笑)じゃ」

店員さんが戻ると
健「ほんとにうるさい」

　『仲良いんですね(笑)』

健「よくない(笑)」

　『でたツン(笑)』

健「食べたら帰ろ」

　『はーい♪』

デザートまでいただいて
帰るころにはお腹いっぱい。

サービスしてもらって悪いな〜と
思いながら、レジへ向かうと
さっきの店員さんとは別の店員が
お店の奥の方で色紙を抱えているのが見えた。

わかるわかる、プライベートで来てたら
言い出しにくいよなぁ(笑)

健「じゃ、ごちそうさま。また」

　『あの、健太さん』

ツンツンと健太さんの肩を叩いて
奥に居る店員を教えると

健「あ、Aの？」

店「プライベートだし嫌でしよ(笑)
　いいから、また来たときでも」

　『とんでもないです！貸してください？』

奥にいた店員さんの顔がパッと明るくなって
色紙を持ってきてくれた。

店1「あ、あの、Aちゃんのファンで、、、」

　『ええ！そうなんですか！ありがとうございます！』

店1「あ、、もう(泣)」

　『あらら、泣いちゃった！泣かないで〜』

軽くハグをすると、余計に泣いちゃった(笑)

健「Aのハグとか宝物だね(笑)」

　『そんな(笑) おいしかったです！また来ます！』

健「また連れてきてあげる」

店「Aちゃん1人でいいのに(笑)」

健「うっせ」

私のサインは健太さんの横に貼られるそう(笑)

　『ごちそうさまでした！また来ます！』

泣いちゃった店員さんと握手をした。

店「こちらこそ、お待ちしてます！
　じゃ、健太気をつけて」

健「ん、じゃ」

　『失礼します』

頭を下げて、車に乗ってお店を後にした。

　『ただいま〜』

健「おかえり〜」

　『ふふっ(笑) さあ、お風呂沸かそ〜』

健「だいぶ外寒くなった」

　『やっぱ冬は苦手ですか？』

健「東京の冬と春は嫌い」

　『春は花粉ですもんね(笑)』

健「うん、ほんと辛い」

　『引退したら沖縄に家建てようかな〜』

健「健太が建ててあげるよ」

　『同棲します？笑』

健「結婚する」

　『ふふっ(笑) 残り物の私をもらってくれます？』