紅一点は16人がだいすき！4 (ページ40)

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瑠「Aから誘ってくれるなんて嬉しい」

　『迷惑じゃなかったですか？』

瑠「全然！でも、なんかあったんでしょ？」

　『え、わかります？』

瑠「わかるよ。だってなんか疲れてる(笑)」

　『疲れてはないですけど〜(笑)』

美味しそうにケーキを食べながら
ニコニコ笑っている瑠唯さん

瑠「健太にでも抱かれた？笑」

　『えっ、、、』

瑠「えっ！うそ！ほんとに？」

　『あ、いや、あの、、、』

瑠「なんかごめんね。」

　『いや、瑠唯さんは何も』

瑠「この話は帰ってからしよう。
　ケーキ美味しいね♪」

　『はい。瑠唯さんと来れてよかったです♩』

瑠「いろんなところ開拓しない？
　僕も気になってるところがいくつかあってさ」

　『ぜひぜひ〜！行きましょう！』

瑠「楽しみだね〜！」

食べ終えた私たちは
夜ご飯の買い物をしてからマンションへ。
何も言わずに荷物を持ってくれる瑠唯さん。
彼の優しさは無限すぎる。

　『どうぞ〜』

瑠「お邪魔します〜 Aの部屋って感じだね」

　『そうですか？何もない部屋ですけど』

瑠「Aのおかげで、寮のリビングとか
　いつも綺麗だったもんね〜」

　『嬉しいです(笑)』

ミルクティーを2つ用意して
ソファーに並んで座る。

瑠「なんかこうやって座るのが懐かしい(笑)」

　『寮のときはいつもこうやって座ってましたね(笑)』

瑠「ね〜。ほんと。で、Aはどうしたいの？」

　『瑠唯さん、、、どうしたらいいですかね？
　なんかもう、それがわかんなくて』

瑠「わかんないなら、わかんないでいいんじゃない？
　すぐに答えが出ないこともあるよ。
　今、Aの中で健太以外に誰がいるのかは
　なんとなくわかるけど、
　 Aはオーラに出やすいからさ(笑)
　でも、きっと誰を選んでも、幸せになれるし
　みんなが祝福してくれる。
　大丈夫だよ。“よんな〜よんな〜”
　 “ゆっくりゆっくり”で。」

　『瑠唯さん、、、。
　そっか、まだわかんなくていいか。』

瑠「わかんないことを無理に考えても
　もっとわかんなくなることもあるし、
　時間がたてばわかるようになることもあるし。
　今は、AがAでいることが大事だよ。
　そこだけは絶対ブレちゃダメだよ。」

　『うん。瑠唯さんありがとう！』

隣にいる瑠唯さんの腕に抱きつくと
優しく頭を撫でてくれる。