紅一点は16人がだいすき！4 (ページ38)

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健「一緒に来る？」

　『行かないです(笑)』

健「みんな喜ぶのに(笑)」

　『いや、大丈夫です！』

健「そっか、Aは？」

　『明日もオフでーす。
　でも来週から仕事ラッシュです』

健「仕方ないね(笑) そろそろ寝る？」

　『寝ましょ〜』

健「A、ん(チュ)」

寝室に行こうと立ち上がると
手をひかれ、ソファーに倒れると
そのまま健太さんの唇が私の唇へ

　『ん、、、健太さん？』

健「ん(チュ)、、、バレてないと思った？」

私にまたがる彼は、
耳元でそっとつぶやく。

　『ん、、なにがですか？』

健「ふっ(笑) ずっと樹のにおいしてんのん(チュ)」

　『ん、、、健太さん、、、あっ』

健「いこう」

軽々と持ち上げられた体は
ベッドに着くと優しく置かれ、
私の目には健太さんの鍛えられた体が映る。

健「樹にもそんな可愛く鳴いた？」
　『あっ、、、ん、、、健太さん』
健「けんたって言って」
　『けんた、、、』
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まだ夜が開けきる前に目が覚めた私は
時計を確認するとam5:00
寝る前、冷えないようにって
パジャマを着せてくれたおかげで
(本人は上は着なかったけど)
ゴソゴソすることもなく
隣で眠る健太さんを見つめる。

何考えてるかわかんないけど、
仏の瑠唯さんと神の健太さんだと
思えるぐらい優しい人だし
まあセクシー担当は本当に
セクシーだったことは確か(笑)

彼から落ちる汗も
声も体も全部覚えてる。

布団から見えている鎖骨を
スーッと指でなぞると
止められる手。

健「誘ってんの？」

寝起きのかすれた声が聞こえると
ゆっくり目が開いた。

健「おはよ」

　『おはようございます。
　起こしてごめんなさい』

健「いいよ寝れないの？」

　『なんか起きちゃって』

健「もう少し寝よ？」

そう言うと抱き寄せられて
健太さんの素肌にくっつく。

　『あったかい』

健「ふふっそこで喋られるとくすぐったい(笑)」

　『ふふっ(笑) ごめんなさい』

健「もう少し寝な」

　『うん』

優しく背中をトントンされると
知らないうちに再び夢の中へ。

end