紅一点は16人がだいすき！4 (ページ37)

今日:10 hit、昨日:6 hit、合計:99,276 hit

＿ページ37

.
.
.
慎「だから言ったのに」

　『まさか袋から落ちるとは(笑)』

慎「ほんとやらかすよね」

　『ごめんね(笑)』

慎「そこがいいんだけど。
　期待を裏切らない(笑)」

　『ねぇ、バカにしてんじゃん』

慎「かわいいからいいの。
　ちょっと散歩しよ」

ゴミを捨てて、マンションの外へ。

慎「アイス買いに行こ」

　『え、こんな寒いのに？』

慎「そう？」

　『だってもうすぐ冬だよ？』

慎「寒いから美味しいんじゃん」

そう言って、手を握ってくるマコが可愛くて
顔を見ると、マコもこっちを見ていて
お互い微笑み合う。

慎「Aの手、冷たい」

　『だってさすがに夜はもう寒い』

慎「じゃあアイスやーめた」

繋いでいる手はマコのポケットへ。

　『マコはいつからこんなことができる男に(笑)』

慎「Aにだからできんの」

　『マコ彼女いないの？』

慎「いないよ。彼女いるメンバーっている？」

　『あんま知らないけど健太さんいたじゃん』

慎「だいぶ前だけどね」

　『彼女欲しいとか思わないの？』

慎「べつに。だってAいるじゃん」

　『私に彼氏できたらどうすんの？』

ちらっとこっちを見ると鼻で笑って

慎「絶対阻止する」

　『なんでよ(笑)』

慎「絶対無理」

　『一生独身か(笑)』

慎「おれがもらう」

　『前に玲於さんも言ってたな(笑)』

慎「渡さない」

月の明かりに照らされた
隣を歩くマコの顔は真剣で、
1つしか変わらないけど、
男らしくなったな〜と感じる。

家に戻ると、健太さんがリビングで
コーヒーを飲みながら待っていた。

健「おかえり」

　『ただいま〜！健太さん、
　ほんっとにごめんなさい！！！』

健「大丈夫大丈夫(笑)」

慎「やらかすと思ったんすよ」

健「Aは注意しててもやる人だから(笑)」

慎「ほんとバカ」

　『マコに言われたくない〜』

慎「そろそろ帰りますね」

　『お風呂入って寝なきゃ』

慎「じゃ、健太さんご馳走様でした。
　 A、バイバイ」

健「おやすみ」

　『またね〜』

マコが帰ったあと、順番にお風呂に入り
ソファーでぐだぐだ。

　『健太さん、明日は仕事ですか？』

健「うん、CLのサッカー」

　『ゆせそたいいな〜』

健「仲良かったっけ？」

　『あんまり話したことないです(笑)』