紅一点は16人がだいすき！4 (ページ14)

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亜「Aの部屋って何もないね〜」

健「いつも綺麗に掃除してますよ」

『あんま見ないでください』

Aをソファーに座らせて
捻った方の足を見ると、すこし腫れてる。

亜「とりあえず冷やそ」

健「冷蔵庫見るよ？」

氷をアイシングの袋に詰めて
Aの足首に当てる。

　『明日には治りますかね？』

健「とりあえずマネージャー来たら
　病院だと思うけど」

亜「なんで階段から落ちたの？」

　『、、、月見て歩いてたら
　階段に気付きませんでした。』

亜「は？かぐや姫か何かなの？」

健「今日は三日月だったね〜」

亜「なんで健太知ってんの？わからんわ〜
　マネさん来たら絶対怒られるよ(笑)」

♩ピンポン

亜「ほら、来た」

玄関を開けるとマネージャーが入ってきた。

マ「A、大丈夫か？あ、亜嵐も」

亜「お疲れ様です」

マ「とりあえず病院行くぞ」

　『え、もう開いてる病院ないですよ？』

マ「あるある、LDHにはある」

　『やだ〜、、、行きたくない。』

健「何もないか見てもらっとこ？」

うなだれるAの顔を覗き込むと
小さく頷いた。
マネージャーは病院に行く準備をしながら
なんで捻ったのかAに聞くけど、
一向に答えない(笑)

マ「なんで言わないんだよ。
　事件とか事故だったら大変だから聞いてんの〜」

亜「A？言ったらいいじゃん(笑)」

　『亜嵐さん笑わないでください！』

マ「なに？亜嵐知ってんの？言ってみ？」

　『絶対言わないで！』

亜「ジェネの楽屋来る？」

いよいよ脅し始めた。

　『行く！行きます！』

マ「亜嵐？トレーニング倍になるかも」

亜「それはヤダ！月見てて気付かなかったって(笑)」

　『亜嵐さん、、、嫌い』

マ「A！お前ばバカか！ほんとにお前は」

マネージャーさんの長い説教は
病院に着くまで続いた。
レントゲンを撮ってもらったけど
骨に異常もなく、1週間の安静だけで済んだ。

マ「じゃ、明日から1週間送り迎えするから
　ちゃんと用意しとくように！じゃっ」

　『ありがとうございました〜』

亜「なんもなくてよかったね！」

健「A、お風呂入るでしょ？沸かすよ？」

　『ありがとうございます』

亜「松葉杖とか不便だよね〜」

　『仕方ないですね。』

健「なんかあったら言いなね。すぐ来るから」

亜「“すぐ来るから”じゃなくて、
　 1週間ぐらいこの部屋で生活しろよ」

A・健「「え？」」