紅一点は16人がだいすき！3 (ページ43)

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次の日、いつも取り合いしていたソファーに
みんなが座ることができることで
2日で全く変わってしまった日常に
少し戸惑った。

陸「できたよー！」

　『運んで〜』

樹「今日はハンバーグか〜」

　『樹のリクエスト採用したの♪』

壱「愛だねぇ〜(笑)」

　『バカなこと言ってないで(笑)』

陣「では、いただきます！」

　「「いただきます」」

陸「あ〜ハンバーグ最高だね！」

翔「美味しいご飯も今日までか〜」

昴「明日も食べにきていいっすか？笑」

樹「俺もそうしよっかな(笑)」

陣「では恒例の、明日は陸さん
　翔吾、いっちゃん、昴秀やな」

　『やっぱりしますよね〜』

陸「今日はいっちゃんのときヤバいね(笑)」

健「大丈夫だよ。がんばれ」

　『はい。では、陸さん。
　いつもストイックに頑張る陸さんの姿を
　こんなにも近くで毎日観させていただけて
　ほんとにいつも刺激を受けてました。
　ただ、一つ言いたいことがあります。
　 “頑張り過ぎないで”いつか陸さんが
　壊れてしまうんじゃないかって
　不安になるときがあります。
　いつも“僕は大丈夫だよ”って言ってくれるけど
　大丈夫じゃなかったときだってあったはずです。
　だからお願いです。私にだけは
　 “大丈夫じゃないよ”って言ってください。
　そのときはまた夜の海にいきましょう。
　優しさをたくさんありがとうございました。
　陸さんだいすき！』

陸「、、、ありがとう。これ泣くよ〜」

私がどうしても言いたかったけど言えなかったこと。
ようやく伝えることができた。
陸さんは涙を流しながらも笑っていた。

　『翔吾さん、、、みんなでホラーを見たあとは
　いつもお風呂の前で待っててくれたり、
　一緒に寝てくれたり、夜中のトイレも
　一緒に行ってくれてありがとうございました。
　もうどんなに怖くても一人なんだと思うと
　ほんとに不安しかないですが、
　翔吾さんも頑張ってると思って
　わたしも頑張ります。
　怖くなったらすぐに電話しますね。
　寝落ちするまで繋いでください。
　いつも天使の笑顔でいてくれて
　ありがとうございました。
　翔吾さんだいすき！』

翔「いつでも電話しておいでな！ありがとう」

翔吾さんは相変わらず天使の笑顔で
ニコニコしてくれた。