＿ ページ30
陸「さぁA帰ろっか〜」
『はい、帰りましょう』
陸「どこに寄り道しよっかな〜、海行こ！」
『海ですか？ 行きましょう」
目的地に着くまでAは何も話さなかったし
僕もなにも話さなかった。
話さなくてもAのことは手に取るようにわかるし
Aが話したくなるまで
僕はゴールデンレトリバーだから
賢くちゃんと待ってられるんだよね(笑)
陸「着いたよ。歩こうか。」
波の音しかしない夜の海辺を
手をつなぎながらゆっくり歩いた。
『陸さん、、、』
陸「なぁに？」
『私、みんなのことが大好きだし、
こうゆう日が来ることもわかってたつもりです。
そのときはちゃんと応援してあげるって
思ってたんですけど、理想と現実は違いますね』
Aは哀しそうにふふっと笑った。
そうだよね。
16人の男がおじいちゃんになるまで
恋愛しないわけないし、
1人の女の子が恋愛しないわけない。
『今回、もし樹じゃなかったらって考えても
そのときになってみないとわからないし。
でもわたしの1番の理解者だったから、
私は特別だって思ってたんですよね。』
Aはスーッと涙を流した。
こんなときにまで綺麗だなって思ってしまう僕は
ちょっと重症なんだけどね。
『あぁ〜なんか寂しい、、、。』
陸「おいで」
両手を広げると飛び込んできたAは
声は出さないものの息づかいで
泣いてるのがわかった。
僕はしっかりとAを抱きしめ、
大丈夫だと伝えることしかできなかった。
どのくらいたったかわからないけど、
Aがやっと顔をあげた。
『陸さん、、、ごめんなさい。びしょびしょ』笑
陸「ほんとだ〜！ライブ終わりじゃん(笑)」
『ふふっ ありがとうございました』
陸「いいのいいの。陸さんのここ、
いつでも貸すよ！」
『陸さんはほんとに優しいですね。』
陸「そんなことないよ。
俺もAに優しさ貰ってるから
そのお返しだよ♪」
『陸さん大好き〜』
陸「うれしーーーい！！」
もう一度Aを強く抱きしめると
細い腕でギュっと抱きしめ返してくれる。
“優しい” その言葉がなくなってくれれば
僕はどれだけ近づくことができるだろう。
もっとAと一緒にいたいし
もっと僕を見てほしい。
ほんとはわがままなのにな、、、。
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蒼葉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ページ47のここの台詞 健「うん。○○←名前も毎回も起きてくれたね。 眠くない？」 これ正しくは何回もではないんでしょうか？ (2021年8月1日 23時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - また続けてのコメントですみません。 北 「違うよ。樹はデート言ってたし あ。 これ正しくはデート行ってたしではないんでしょうか？ (2021年8月1日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ 恋の行方どうなる！のここの部分 (2021年8月1日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが｡｡｡ 恋の行方どうなる！のここの部分 はぁ、、、なんか気が思い(笑) これ正しくは気が重いではないんでしょうか？ (2021年8月1日 22時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 最近暑いので熱中症にも気を付けてくださいね (2021年7月28日 18時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fuwa | 作成日時：2021年6月18日 0時
